本文へ
文字サイズ
標準
最大

当科の診療内容(患者さんへ)

このページを印刷する

脳神経外科の概要

神経病院の脳神経外科は、神経病院の開設からほぼ1年後の昭和56年4月に開設されました。
平成27年1月1日~12月31日の間の脳神経外科の手術総件数は403件でした。その内訳をみると脊椎・脊髄系疾患が135件、てんかんの外科治療が 115件、てんかん外科に不随意運動の外科治療・難治性疼痛の外科治療を加えたいわゆる機能的脳神経外科全体の件数が214件にのぼり、この二つが当院脳神経外科の医療内容の際だった特徴になっています。これらの疾患には成人のみならず、多くの小児の患者さんも含まれており、文字通り全ての年齢層、すべての神経におこる脳神経外科的疾患を対象として活動しています。
神経病院脳神経外科は、日本脳神経外科学会の定めた専門医研修プログラムのうち東京大学の研修プログラムの研修施設の一つですが、同時に他の11カ所の研修プログラムの関連施設でもあります。また、日本脊髄外科学会および定位機能的脳神経外科学会の指定訓練施設にもなっており、全国でも指導的役割を果たしている施設です。

神経病院脳神経外科に受診するには

東京都の多摩医療キャンパスには3つの脳神経外科があります。多摩総合医療センター、小児総合医療センターと神経病院です。神経病院は外来を持たない入院専門病院ですので、当院の医師は同時に多摩総合医療センター及び小児総合医療センターに兼務しており、外来患者さんの初診・再診は年令に応じて多摩総合医療センターまたは小児総合医療センターの外来で行います。
別々の脳神経外科があってややわかりにくい仕組みなので、患者さんの受診時の混乱を避けるため、救急医療以外は、原則予約制をとっており、それぞれの医師個人宛の紹介状をお持ちの方を御指定いただいた医師が拝見する仕組みになっています。ただ誰に紹介して良いのかわからないので多摩総合医療センター脳神経外科宛、あるいは小児総合医療センター宛とされた紹介状をお持ちの方は、原則多摩総合医療センターないし小児総合医療センター脳神経外科の医師が拝見する取り決めになっています。神経病院脳神経外科宛の外来紹介状をお持ちの方の場合は、多摩総合医療センターないし小児総合医療センターの外来でも原則神経病院の医師が拝見します。
いずれの施設も脳神経外科の医療領域全体を扱い独自に活動していますが、多少の専門性の違いがありますので、別の施設の方が患者さんの抱えた問題の解決により向いていると考えられる場合は、相互に紹介する場合もあります。

てんかん外科治療

不随意運動を呈する疾患の外科治療

自分の体が思い通りに動かないという情況にはいくつかの種類があります。自分の意志を体に伝える神経が途中で途切れたために体が動かせない場合は、「麻痺」と呼び「不随意運動」には含みません。不随意運動とは、自分の意図する動きとは別の変な動きが起こって自分のやりたい運動が障害される情況を総称したものです。
不随意運動を呈する疾患には、様々なものがあります。脳神経外科だけで診断から治療までを完結できる「片側性顔面けいれん」のような比較的単純なものから、小児神経科、神経内科、精神神経科領域の疾患に伴う原因がよくわかっていないものまでいろいろです。しかも、症状の出方が互いに似通っている場合があるので、正確な診断を下すことそのものがなかなか困難な作業になる事もあります。神経病院では不随意運動治療グループを作り複数科の協同で問題に対処しています。
外科手術で改善が見込まれる不随意運動には、パーキンソン病・本態性振戦・ジストニアなどがあります。詳しくは下記を参照して下さい。

脊椎・脊髄外科

難治性疼痛の外科治療

一般社団法人National Clinical Database (NCD)の手術・治療情報データベース事業への参加について

当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。
この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

1.NCDに登録する情報の内容

2015年1月1日以降、当科で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢・性別など)を登録します。NCDに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結びつける対応表は当科で厳重に管理し、NCDには提供しません。

2.登録する情報の管理・結果の公表

登録する情報は、それ自体で患者さん個⼈を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。
当科及びNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報保護法」、「疫学研究の倫理指針」、「臨床研究の倫理指針」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。
データの公表にあたっては、NCDが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。

3.登録の拒否や登録情報の確認

データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。当科のスタッフにお伝えください。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。

4.NCD担当者の訪問による登録データ確認への協力

当科からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。
当科がこの調査に協力する際は、NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとIDの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。
本事業への参加に関してご質問がある場合は、当科のスタッフにお伝えください。また、より詳細な情報は下記に掲載されていますので、そちらもご覧ください。

一般社団法人National Clinical Database(NCD)ホームページ
URL: http://www.ncd.or.jp/

最終更新日:2016年3月29日

ページトップへ