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脳神経外科

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あらゆる神経疾患の治療に外科医として参加します 脳神経外科部長 谷口 真

診療科長からのメッセージ

脳神経外科は19世紀の終わり頃登場した医療分野で、現在までに100年余の歴史があります。この間に神経の構造や働きについての理解や治療技術の長足の進歩があり、それとともに我々脳神経外科が扱う病気も常に変化してきました。
現在主に脳神経外科が扱う病気と考えられている脳卒中、脳動脈瘤、脳腫瘍、頭部外傷以外にも、神経にはたくさんの病気があります。神経病院は、病院全体があらゆる神経の病気と戦う、いわば大きな船のようなものです。そして我々神経病院の脳神経外科は、その船のチームの一員として院内各科と協同して、色々の神経の疾患の診断・治療に取り組んでいます。

診療科長からのメッセージの画像1

神経難病の医療と聞くと自分からは遠い世界の病気を扱っている病院の様な印象を受けるかも知れませんが、実は「難病」という名前の病気は存在しません。難病とは、その時代の最高水準の医療技術をもってしても充分な治療満足を提供できていない病気であり、難病と戦う病院とは、どんな神経の疾患に対しても時代の最高水準の医療を提供できる病院のことを意味します。
特に、てんかん・不随意運動・痛みなどの病気は、脳神経外科の扱う領域の中でも「機能的脳神経外科」と呼ばれる分野で、この治療には外科のみならず、神経内科・小児神経科・精神神経科・ペインクリニック・神経放射線診断専門医・神経病理診断医など、多くの専門家との密接な協同が必要となります。神経病院の脳神経外科は設立以来、一貫してこの領域に積極的に取り組んできました。

診療科長からのメッセージの画像2

また、脳外科=脳の外科 と思われがちですが、実際には、神経は頭の中だけに離れ小島のようにあるわけでは無く、脊髄から末梢神経につながって体の隅々にまで伸びて体中に指令を送り、また情報を集めています。神経の病気は、脊髄・末梢神経にも起こります。これらの病気を的確に診断し、その治療を考えるには、やはり同じように神経の全ての専門家の協力が不可欠です。神経病院の脳神経外科は、脳の病気の治療のみならず、脊髄・末梢神経の病気の治療にも取り組んでいます。
神経病院は、1980(昭和55)年5月の開設から35年が経ちました。脳神経外科はあらゆる神経の病気の治療に、外科として参加してきたというこの経験を踏まえて、より質の高い医療を皆さんに提供できる様にこれからも努力していきます。質の高い医療とは、必ずしも病気を治すことだけにとどまらず、患者さんの病気が落ち着いた後も元気に生活が続けられる様にする事を含んでいます。
いつも患者さんに寄り添い、その問題の解決に一緒に取り組む病院でありたい、というのが私たちの願いです。

脳神経外科部長 谷口 真

最終更新日:2016年3月29日

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