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運営理念・運営基本方針

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運営理念

あらゆる脳神経系疾患、特に神経・筋難病に対する高度、専門、脳神経系の総合医療を広く都民に提供することを目的とし、研究・教育病院としての性格を併せもちながら、医療のみならず予防から福祉に至る過程の都全域における中核病院として社会福祉政策面においても貢献すべき使命を果たす。

平成29年度神経病院管理運営指針

1 運営基本方針

「都立病院改革推進プラン」や「2020年に向けた実行プラン」に掲げた事業に基づき、医療の質と患者サービスの向上、地域医療機関等との連携の推進、経営力の強化を3本の柱として運営に取り組む。

また、多摩メディカル・キャンパス整備に関する基本構想に基づく難病医療センター(仮)基本計画の策定及び12月の病院機能評価受審に向けて、院内一体となって組織横断的に取り組む。

2 基本目標

(1) 2025年における将来像の実現を見据えた難病医療センター(仮)基本計画の策定に向けて、院内に新たにワーキンググループを設置し、病棟・外来・中央診療部門等機能別に検討を行い、当院としてのフレームを固める。

(2) 病院機能評価の受審を契機として患者目線・効率化・情報公開等の視点から、自律改革の組織風土を根付かせていく。併せて職員一人ひとりの意欲と能力を引き出せるよう、生産性の高い仕事の進め方の実践、働きやすい職場環境の整備等を図りながら、ライフ・ワーク・バランスの実現を目指す。

(3) 病院の経営基盤を強化するため、柔軟な病床運用、新入院患者の積極的な受け入れ、新たな施設基準の取得等を図り、収益を向上させるとともに、材料費比率の改善や経費の見直しなど費用の節減に努めて自己収支の改善を図る。

(4) 「連携だより」「医師プロフィール」等の作成、積極的な「連携医訪問」により当院の強みである医療機能等の情報を地域の医療機関へ発信し、医療連携の強化、紹介患者数の増加を図る。また、脳神経系疾患の高度な医療を必要とする多くの患者に向けて、ホームページや公開講座等を通じて当院の取組を広く発信する。

(5) 患者支援センターを軸として、患者・家族に対する外来から退院支援まで一貫した相談支援体制を構築するとともに、安定した療養生活の確保を支援する。また、10月からモデル事業として福祉保健局から受託する多摩地区の難病相談事業について、福祉保健局、本部と連携して取り組み、相談機能の強化を図っていく。

(6) 都における神経難病医療の拠点として、協定病院、訪問看護ステーション等への技術支援や人材育成を推進するとともに、医療連携、地域移行の推進、神経疾患医療の普及啓発などに取り組む。また、福祉保健局における都道府県難病医療拠点病院の指定に向けた状況を注視し、本部とも連携しながら適切に対応する。

(7) 脳神経系疾患における高度専門医療の一層の機能強化を図るため、臨床研究及び研究成果の発信を推進する。また、医療の質、透明性及び効率性を確保するため、診療、接遇、組織運営及び経営などの各観点からの取組を遂行する。

(8) 実践的な脳神経系疾患の専門病院として先導的役割を担っていくため、新専門医制度に対応した専門研修制度を構築するとともに、看護・コメディカルを含む全ての職員に対して専門的な指導・教育・研修に取り組む。

(9) 医療安全・感染防止・個人情報保護及び災害対策等については、安全・安心な療養環境を確保するためにも取組を強化する。

(10) 高度かつ専門的な医療を提供するため、老朽化した建物、設備並びに高額医療機器については、費用対効果を十分に精査した上で、計画的に更新・整備を進める。

神経病院の特色

神経病院の特色は、上記の運営理念に合わせて次の3つに整理できます。

1.神経専門病院

当院は脳神経系疾患の専門病院で、院内標榜科は、脳神経内科、脳神経外科、神経小児科、神経眼科、神経耳科、麻酔科が病床をもち、神経精神科、リハビリテーション科、神経放射線科、歯科を加えた10の診療科が協同して患者さんの診療に当たっています。
また、当院は入院専門の病院です。そのために、患者さんの入院窓口の外来は、同一敷地内の多摩総合医療センター及び小児総合医療センターの外来で行われています。
多摩総合医療センター外来では、当院の7診療科(脳神経内科脳神経外科神経耳科神経眼科麻酔科リハビリテーション科神経精神科)、小児総合医療センター外来では、当院の2科(神経小児科脳神経外科)の医師が、兼務して診療し、入院が必要となる患者さんは、両病院の外来を経由して神経病院に入院しています。

2.教育と研究

当院は、脳神経系疾患の臨床研究とともに、臨床に基づいた基礎的な研究を東京都医学総合研究所とのプロジェクト協働研究等、連携して進めています。また、医師・看護師等の医療従事者の教育や研修のために、全国的に臨床神経学の診療や療養ケアの実践の場を提供して、人材の教育・育成に努めています。平成17年(2005年)4月から、“脳神経内科シニア研修”を開始し、平成20年度から東京医師アカデミーの開設に伴い、“脳神経内科コース”が設置されました。

3.在宅訪問診療を含む地域医療連携事業

脳神経系疾患の患者さんは、脳神経系の障害によって外来通院ができなくなることが多く、長期の療養に伴う対策が大切となってきます。当院では、開設以来、外来への通院が難しくなってきた神経・筋難病患者さんを中心に、多摩地域に居住の患者さんに在宅訪問診療を行ってきました。
平成12年(2000年)11月からは、新たに地域医療連携事業を立ち上げて、患者さんと家族の方々の居住している地域の医師会、保健所、訪問看護ステーション、市町村などの方々と協力して地域支援ネットワークを構築して、患者さんがいま居住している地域で安心して療養生活がおくれるように取り組んでいます。

最終更新日:2016年3月29日

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