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子ども家族支援センター

 小児医療の専門分化が進むのに伴い、様々な心理的・社会的な支援の必要が生じています。そのようなニーズに対応するために、当院では、『子ども家族支援部門』を設置し、多様な臨床的専門職(医師、看護師、心理士、ソーシャルワーカー、保育士、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士など)を集中的に配置して、チームワークによる支援サービスの展開を行っています。

 部門の運営にあたっては、以下のようなことを目指しています。

  1. あらゆる診療科からの、心理・発達アセスメント、ソーシャルワーク、心理社会的支援、発達支援、身体的・精神的リハビリテーション、ケア活動までを含む医療に近接したサービスの養成に、必要に応じて職種横断的なチームを編成して対応します。
  2. 当院における「患者支援センター」として、外来・入院前・入院中・退院準備と退院後の在宅医療支援といった治療のあらゆるステージで生まれるニーズに対して、一貫性のある支援サービスを、心身両面から継続的に行います。
  3. 当院を利用する子どもやその家族の支援の必要を感じ取る力を、全てのスタッフが身につけるための努力をすると共に、リエゾン*・チームの日常的な回診という形で積極的な支援ニーズを発見し、必要とされているケアに結びつけます。
  4. 虐待をはじめとする、子どもたちの健康な発達を阻む養育上の問題 から子どもたちを護ることに、病院の使命として取り組み、周囲の機関とも連携をしていきます。

*リエゾン医療:からだの疾患を持つ子供とその家族の心の問題に対し、精神科医師と診療科医師が協力して積極的に対応する医療。

主な活動

1.からだリハビリテーション

 患者さんの障害や能力を正確に評価した後に、適切な訓練の処方(理学療法、作業療法、言語聴覚療法)や社会的なサポートについての助言・指導を行います。


リハビリテーション室

言語聴覚室

2.医療福祉相談

 受診、入院、退院後の生活に関することなどについて、ソーシャルワーカーが相談をお受けしています。相談をご希望の方は、主治医、看護師等にお伝えください。


相談室

3.心理業務

 様々なこころの問題や身体疾患を抱え治療を受ける子どもたちやその家族に対し、心理の専門性を基に、診断・治療のサポート、子どもの発達支援や家族支援を行っています。


箱庭療法室

4.看護相談

 退院予定の患者さん及び通院患者さんの継続看護の充実を図り、在宅 ケアにおける患者さんのQOL(quality of life)の向上並びに看護の必要性を療育に関する支援の要望に対応するため、療育相談・介護相談・育児相談に応じ、必要な看護サービスを提供しています。

5.電話相談〔こころの電話相談室〕

 近年、発達障害、引きこもり、不登校、うつ病、統合失調症など、子どものこころの問題への関心の高まりから、精神科を受診されたり受診を検討されるお子さん・ご家族が増えています。「こころの電話相談室」では、子どものこころの問題や発達の問題などに関する相談や精神科受診に関しての相談を受けています。

6.幼児・学童デイケア

 こだわりが強い、集中して物事に取り組めない、友人関係がうまく作れない、社会的場面において適切に行動することができないなど、発達の偏りがあり支援が難しいお子さんを対象とした療育を行っています。

7.思春期デイケア

 思春期年齢(中学生〜22歳未満)の方の精神科リハビリテーション活動の場所として、様々なプログラムを提供しています。参加することで「生活のリズム作り」「引きこもりの予防」「人との交流の練習」「学校や仕事への参加の準備」などを目指しています。

8.こころ病棟保育

 こころの病棟に勤務する保育士は、医療チームの一員として、入院患者の心の疾病、障害、発達段階、家族背景、地域状況などを考慮しながら、医師の治療方針に基づき、安全かつ円滑に、治療・教育が行なわれるように支援しています。


スヌーズレンルーム

展覧会

9.こころ入院リハビリテーション

 保育士と作業療法士が協力して子どもたちが安心して参加できる環境を整えて、スポーツ・治療・創作などの興味を持てるプログラムを提供しています。各種のプログラムを通じて、活動性を引き出したり、お子さんの良いところを見つけて自尊心を高める関わりをします。また、大人との信頼関係を築きながら、上手な援助の求め方を共に考えたり、子ども同士の円滑な交流を促すなど、その子ひとりひとりの成長の過程や治療目的に合わせた援助をしています。

10.からだ病棟保育

 入院中の子どもは、疾患に伴う苦痛に耐えながら、日常とは異なる環境での生活を余儀なくされます。子どもは、日々成長発達しているため、入院中であっても子どもに応じた身体的・精神的・教育的ニーズを満たす必要があります。
 保育士の関わりによって、本来の子どもの力を引き出し、成長発達を促し、QOL(quality of life)を高めることが重要であると考えます。また、治療に立ち向かう意欲を育て、スムーズな治療な治療、早期退院のための援助を目指しています。

11.プレパレーション

12.緩和ケアサポートチーム

 当院の緩和ケアサポートチームは、からだの症状の緩和を担当する医 師、こころの症状の緩和を担当する医師、緩和ケアの経験を有する看護師と薬剤師、ソーシャルワーカー、心理士等で構成されています。
 病気や治療から生じるこころとからだの「つらさ」を和らげ、子どもと家族の生活の質(QOL)を向上させるための支援を診断時から行っています。そのために多職種カンファレンスや診療を行い、主治医や担当看護師と協働して子どもと家族のケアにあたっています。さらに、治療と並行して緩和ケアを受けながら、地域とも連携した切れ目のない緩和医療を提供していくことができるように支援をしていきます。

13.在宅医療支援〔在宅診療科〕