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在宅医療支援 〜社会とともに創る医療の提供〜

 当院の医療圏は東京都多摩地域(総人口約423万人)全域と東京都区部西部、周辺の埼玉県、山梨県、神奈川県の一部も入ります。小児医療の高度化が多くの児を救う一方、年々増加する医療的ケア児(気管切開や在宅人工呼吸器など医療的ケアを日常的継続的に必要とする児:2016年度 東京都総人口1万人当たり1.57人 埼玉医大奈倉先生の報告)がそれぞれの地域で家族と安心して生活するための支援システムも当院には必要です。
 医療的ケア児、及び小児在宅医療の必要な児の在宅移行支援と移行後の在宅医療支援を行う目的で当院開院時に設立したのが、常設の院内多職種連携チームの「小児在宅医療サポートチーム」です。このチームは医療的ケア児に関わる医師(在宅診療科、消化器科、リハビリテーション科、新生児科、総合診療科)と専門職(在宅医療支援看護師・医療ソーシャルワーカー(MSW)・臨床心理士・リハビリスタッフ・医療連携事務)により形成されています。定例会議で情報共有や方針作成を行います。また、月に1回、地域の医療的ケア児と小児在宅医療の支援者向けの勉強会を開催しています(HP中の「講演会等のご案内」を参照願います)。
 小児在宅医療では、児と家族の「生活を支える」ために地域の医療機関や福祉施設、自治体や教育機関など多くの支援者や施設と連携が必要です。地域の皆様の医療的ケア児に対する理解や、地域の必要な支援が更に広がるように在宅診療科や看護師、MSWを中心として病院は地域連携や広報への積極的な取り組みを行います。
 是非皆様の御協力をお願い致します。

診療科のページ

 院内外の在宅移行医療と移行後の支援を行い、急速に変わりゆく法律や制度、福祉資源や教育の現状等に幅広く対応した医療を治療・支援に従事します。地域の医療機関や自治体等とも連携し、在宅医療を必要とするお子さんと家族が安心して生活を送ることができる体制を築いていきます。

看護相談について

特色・取組

 3名の看護師(退院調整看護師2名、NICU*入院時支援コーディネーター1名)が、慢性疾患や障害をもつ患者さんの退院への移行と在宅生活の支援を行っています。

*NICU:新生児集中治療管理室

 退院予定の患者さん及び通院患者さんの継続看護の充実を図り、在宅ケアにおける患者さんのQOL(quality of life)の向上並びに看護の必要性を療育に関する支援の要望に対応するため、療育相談・介護相談・育児相談に応じ、必要な看護サービスを提供します。

主な業務内容

  1. 相談業務

    在宅医療及び介護について、患者さんとその家族に以下の支援を行っています。

    (1)介護用品・医療機器の購入や取扱方法

    (2)在宅療養上の具体的な介護方法

    (3)社会資源の紹介と活用方法

  2. 退院支援・退院調整 退院支援スクリーニングシートの導入、退院支援抽出会議や退院支援カンファレンスを実施して入院早期から介入するなど、退院支援体制を強化しています。
  3. 連絡調整
    • 院内他部門への紹介(医療福祉相談、栄養相談、心理、リハビリテーションなど)や連絡調整を行っています。
    • 地域医療機関や福祉関係機関などの連絡調整、地域医療機関看護師を 対象とした小児看護研修を行っています。

小児在宅医療サポートチーム勉強会のお知らせ

医療的ケア児等コーディネーター養成研修について

 国は、人工呼吸器を装着している障害児その他の日常生活を営むために医療を要する状態にある障害児や重症心身障害児等(以下「医療的ケア児等」という。)が地域で安心して暮らしていけるよう、医療的ケア児等に対する支援が適切に行える人材の養成を行うことを目的として、各都道府県が医療的ケア児等コーディネーター養成研修等事業を実施することとしています。

 コーディネーターは、地域の障害児通所支援事業所、保育所、放課後児童クラブ及び学校等において医療的ケア児等への支援に従事できる者を養成するための研修や、医療的ケア児等の支援を総合調整する者とされています。

 当院は、東京都から事業を受託し、平成30年12月9日・10日(講義)及び平成31年1月13日・14日(演習)の計4日間、都では初めてとなる医療的ケア児等コーディネーター養成研修を実施しました。


講義

演習