診療科のご紹介


薬剤科

紹介・特徴

薬剤科では、医薬品の有効性、安全性及び経済性を考慮しながら、調剤を主体とした医薬品の調製・供給と情報提供や、患者さんとそのご家族の方への服薬指導を通じて薬物療法を支援します。

医薬品使用に関わる安全性の向上を目指して、特に次のことに力を入れています。

  • 注射処方箋、入院処方箋、救急外来処方箋調剤に24時間対応
  • 白色の粉薬が多いため、一つ一つの薬包紙に、患者さんのお名前・薬品名・薬用量・用法を印字し、識別がつき易いよう調剤上工夫
  • 小児に適切な剤型が無い約90種類の医薬品について、錠剤を粉砕して散薬を調製
  • 入院定時薬は、配薬トレーにセット
  • 抗がん剤のプロトコルチェック
  • 注射薬は、原則として無菌調製室で無菌的に調製
  • NICUやPICUでは、サテライトファーマシーで注射薬を調製
  • 市販品のない必須微量元素等の注射薬は、製剤として調製
  • 薬剤管理指導業務(服薬指導)は、薬物療法が多い血液・腫瘍科を中心に、新生児科、循環器科、総合診療科、児童・思春期精神科等で実施
  • 小児に特化した製造販売後調査等の受託研究事務局業務
  • NST・ICT・リスクマネジメント活動等のチーム医療の推進

病気の子ども達に対する薬物療法の効果が少しでも高まるよう、職員が一丸となって努めています。

処方状況

業務内容

1 調剤

医師の処方箋に基づいて、患者さん個々に合わせてお薬を調剤します。小児の薬は粉薬が多く、特に小児薬用量のチェックや混合時の安定性、配合変化、相互作用等、安全に薬を飲んでいただけるよう細心の注意を払っています。外来は原則として院外処方箋を発行しています。

2 注射調剤

注射薬はのみ薬と異なり効果が速いため、注射処方箋に基づいて、投与量、投与期間等を確認しながら患者さん毎に調剤し(取り揃え)ます。

3 注射薬無菌調製

無菌調製室

無菌調製室

抗がん剤だけでなく中心静脈栄養液(TPN)や一般注射薬も対象として、監査システムを活用しミキシングを行います。NICUやPICUに設置されたサテライトファーマシーでも調製を行っています。


4 薬剤管理指導業務 (病棟での活動)

おくすり手帳

おくすり手帳

安心して治療を受けて頂けるよう、副作用や飲み合わせを確認し、ベッドサイドや病棟、おくすり相談室で、入院患者さんに使われるお薬の説明を行い、質問にお答えします。オリジナルの「おくすり手帳」を活用し、退院後のスムーズな服薬支援につなげています。


5 医薬品情報管理業務 (収集と提供)

薬に関する様々な情報を収集し、整理・評価し、医師・看護師等に状況によっては至急で、提供します。情報誌を毎月発行し、新たな情報を院内や連携機関にお知らせしたり、新規に医薬品を採用する際には、小児における使用状況、安全性等を確認し、薬事委員会に提供します。

6 医薬品管理

当院で使用する医薬品全ての在庫・供給の管理を行います。小児の専門医療を行っているため、稀少で高価な医薬品が多く、医薬品の有効性と安全性の確保だけでなく、経済性にも注意を払います。

7 製剤

採算性などから製薬会社で製造していない注射薬を中心に、患者さんに合わせて調製します。

8 お薬相談室

おくすり相談室

おくすり相談室

薬に関してより詳しい説明を行います。また、ご質問やご相談に応じます。(平日9時〜17時まで)


9 専門薬剤師、認定薬剤師(平成29年4月17日時点)

資 格 名 人数
日本小児臨床薬理学会・日本薬剤師研修センター 小児薬物療法認定薬剤師
8
日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師
1
日本病院薬剤師会 感染制御専門薬剤師
1
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師
1
日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士
2
日本糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士
1
日本医療薬学会指導薬剤師
1
日本医療薬学会認定薬剤師
1
日本臨床薬理学会 認定CRC
2
日本医療情報学会認定 医療情報技師
1
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師
7
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師
15

患者さんと保護者のみなさまへ

1 外来を受診される方へ

院では、原則として院外処方箋を発行しています。ぜひ、かかりつけ薬局を決めて、そちらでお薬をいただいてください。 なお、院外処方箋には期限がありますので、発行日を含めて4日以内にかかりつけ薬局へお持ちください。

2 夜間救急外来を受診される方へ

  • 夜間救急の患者さんで医師からお薬が処方された場合には、領収書下部のお薬引換券番号が印刷されています。
  • 引換券と一緒におくすり手帳を「Hさる(おくすり)カウンター」にご提出ください。
  • お薬をお渡しする際には、おくすり手帳の内容を確認の上、薬の説明を行います。またおくすり手帳へ薬剤情報の記載(シール貼付)を行います。

3 入院される患者さんへ

おくすり手帳をご持参ください。
また、緊急でご入院される場合は、現在服用中のお薬をご持参ください。

4 お薬の飲ませ方・使い方について

お子さまにお薬を上手に飲ませていただく方法、坐薬や目薬を正しく使っていただく方法をご紹介します。参考にしてください。
No.1「おくすりあれこれ」(PDF)
No.2「粉薬の飲ませ方」(PDF)
No.3「水薬の飲ませ方」(PDF)
No.4「坐薬の使い方」(PDF)
No.5「目薬の使い方」(PDF)

5 子どもによる医薬品の誤飲事故に注意!

子どもによる大人用の医薬品の誤飲が多く発生しています。医薬品を誤飲すると、場合によっては入院を要するような重篤な健康被害を生じるおそれがあります。 お子さまのいるご家庭での医薬品の保管には、十分注意しましょう。
「子どもの誤飲防止パンフレット」(PDF)

6 粉薬と服用補助食品の飲み合わせ(おいしさの相性)

子ども用の粉薬は甘い味や香りをつけて飲みやすくする工夫がされているものが多くあり、水か白湯で飲むことが基本となります。 しかし、お薬を飲むのが嫌い、上手にお薬を飲めないお子さまも多いため、少しでも粉薬が飲ませやすくするよう当院でよく処方される薬を中心に、粉薬と服用補助食品の飲み合わせをご紹介します。 服用補助食品は、飲ませる直前に混ぜて、長時間放置しないようにしてください。
「粉薬と服用補助食品の飲み合わせ」(PDF)

7 お薬についてのお知らせ

●エピペン注射液0.3mgの自主回収について
「エピペン注射液0.3 rを処方された患者様への重要なお願い」(PDF)
ご不明・ご心配な点などありましたら、主治医または薬剤科へお問い合わせください。

保険薬局のみなさまへ

1 採用医薬品について

「小児総合医療センター採用医薬品一覧(2017.4月現在)」(PDF)

2 エチニルストラジオール(プロセキソール)錠の調剤方法

当院内分泌・代謝科から女性ホルモン補充療法としてエチニルエストラジオール(プロセキソール)錠の処方が出ることがあります。 少量から開始する場合、5ng(ナノグラム)/kgから開始し、徐々に増量します。 当院では「プロセキソール錠0.5mg」を使用し、3段階にて倍散を調製し、1マイクログラム/gを作成したのち、調剤しています。
「プロセキソール散の調剤方法」(PDF)

当院で実習される薬学生のかたへ

1 実習時間、持ち物など

  • 実習時間
    9時〜17時(委員会見学、勉強会等がある場合には、この時間を超えることがあります。)
    ※初日は8時45分までに集合してください。
  • 集合場所
    小児総合医療センター1階 薬剤科 Hさる(おくすり)カウンター
    ※インターホンで職員に声をかけてください。
  • 持ち物
    白衣、院内用靴(サンダル不可)、名札(大学名入り)、筆記用具、
    シャチハタタイプの印鑑

2 主な実習内容

  • オリエンテーション、病院概要、医療倫理
  • 調剤、注射調剤(TPN調製、抗がん剤調製含む)
  • 病棟業務(PICU、NICU、血液腫瘍科病棟など)
  • 医薬品情報管理
  • 製剤
  • 医薬品管理
  • リスクマネジメント
  • 受託研究(治験を含む)
  • チーム医療 ICT・ASP(TDM含む)、NST
  • 院内見学 検査科、放射線科、栄養科、リハビリテーション科
  • 都立関連施設見学 分教室(長期入院のお子さんのための学校)、
    多摩総合医療センター ほか

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