診療科のご紹介


児童・思春期精神科

児童・思春期精神科は、他の診療科とは初診の予約方法が異なります。
詳しくはこちらをご覧ください。

診療科のご紹介

子どもの発達障害や精神障害、暴力やひきこもりなどの問題行動を対象として診療しています。

児童・思春期精神科は、広汎性発達障害注意欠如多動性障害(ADHD)などの発達障害強迫性障害不登校・ひきこもりを伴う心因性精神障害統合失調症うつ病などの精神障害をもつ幼児期から思春期まで(3歳から17歳まで)の小児を対象に診療しています。

子どもの精神科治療の中心は外来診療ですが、興奮や衝動性の強い場合や、抑うつ自傷強いこだわりなどのため、自分や周囲の人たちの生活に強い影響を及ぼしてしまう場合には、入院治療を選択する場合があります。

なお、18歳以上になりましたら、原則として成人向けの精神科サービスへの移行を推進しております。あらかじめご了承願います。

また、国内有数規模の児童・思春期精神科病棟を有する病院として、急性期・重症患者さんの診療に重点を置いております。18歳未満であっても、急性期の診療が終了し症状が落ち着いた方については、できるだけ地域の医療機関でのフォローをお願いしております。

病棟の内訳

当科には性別、年齢別、症状別に7つの病棟があります。

病棟種別 病棟数 
男女思春期急性期病棟(男子病棟+男女保護室2床) 1
男子思春期病棟 1
女子思春期病棟 2
男女思春期病棟 1
自閉症病棟 1
学童病棟 1

主治医による面接(カウンセリング)、薬物療法集団精神療法スポーツや創作などの病棟日課院内での作業療法などの治療が中心です。治療の経過とともに家族との面会や外出、外泊などを経て、自宅や入院前に生活していた施設などへの復帰を目指します。

病棟には医師看護師に加え、心理専門職精神科ケースワーカーが配属され、治療上必要と判断された患者さんについては院内学級(小学校、中学校)に通学しながら治療を行います。

平均入院期間は90日程度です。病状が改善すれば、できるだけすみやかに家庭等へ復帰することを目指しています。

こんな症状のお子さんが対象です

原則として、児童・思春期(3歳から17歳まで)のあらゆる精神疾患を対象とします。

※ただし、就学などに際しての心理検査(アセスメント)のみを目的とした受診、心理士による心理カウンセリングを主な目的とする外来受診は、現在お受けしておりません。
※精神疾患を背景としない非行や違法・脱法薬物依存、睡眠障害のうちナルコレプシーは当科対象外となります。
  • 発達障害圏の疾患:
    広汎性発達障害
    (自閉症アスペルガー障害特定不能の広汎性発達障害)、ADHD(注意欠如多動性障害)など
  • 精神病圏の疾患:統合失調症うつ病など
  • 神経症圏の疾患:適応障害強迫性障害など
  • 虐待によって生じた精神医学的問題
  • セカンドオピニオン

主な疾患と治療内容

広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー障害、特定不能の広汎性発達障害など)

広汎性発達障害とは
  • 対人的コミュニケーションの不得手
  • ことばによるコミュニケーションの不得手
  • 固執・変化への抵抗(いわゆるこだわり)

の3つの特徴をそろえた障害です。

広汎性発達障害の治療方法

ことばによる説明の理解が不得意な方が多く視覚的にわかりやすい説明の提示や場面の構造化(ここで何をやるかをはっきりすること)、他者の気持ちの理解が不得手であることなどの特性を踏まえた対応が必要となります。

当科および子ども家族支援部門では、このような子どもたちの診断、ご家族への養育指導、幼児・学童の療育、薬物療法などを行います。より行動上の問題が強い場合には入院治療が必要になることもあります。

ADHD

ADHDの主な症状

小児期から多動集中困難衝動性を呈します。

このような子どもは落ち着いて座って授業を受けることができず、友達とのトラブルや叱責される機会が多いことから、一部の症例では『どうせできないんだから』と自己評価が低下し、反抗的、抑うつ的になったりすることがあります。

ADHDの治療方法

ADHDの治療は家族、学校などへのアドバイスに加え、本人への精神療法的アプローチや薬物療法が中心です。

薬物療法により注意・集中力の改善が見られ、多動衝動性をコントロールできるケースもあります。

当科および子ども家族支援部門ではADHDの診断養育指導幼児学童の療育(SST:ソーシャルスキルズトレーニング・社会生活技能訓練や親プログラム)を行っています。

統合失調症

児童・思春期以降にみられる精神病性の障害です。

統合失調症の主な症状
陽性症状・実際には存在しない声や音が聞こえる幻聴
・あり得ないことを信じ込んでしまう妄想
・頭の中が混乱して考えがまとまらなくなる思考障害など
陰性症状意欲の低下閉じこもりなど
統合失調症の治療方法

神経伝達物質の活動異常を修正するための薬物療法が必要です。近年多くの抗精神病薬が開発され、副作用の少ない薬物療法が工夫されています。

薬物療法と並行して精神療法生活指導リハビリテーションが行われます。急性期の症状が強い時期には入院加療を行うこともあります。

子ども家族支援部門では、このような精神障害の方や高校生年齢以降の発達障害の方を対象とした思春期デイケアを実施しています。

ひきこもりから回復するための入院治療

 ひきこもりに悩む18歳未満の方を対象としたプログラムです。医師、看護師、心理専門職、ソーシャルワーカー、作業療法士などで構成されるチームアプローチによって、ひきこもりからの回復を支援します。最初は個室を利用していただき、無理のない範囲で対人交流を拡げ、慣れてきたら少しずつ病棟の日課やグループ活動にも参加してみましょう。不安や緊張が強い場合には、薬を服用していただくこともできます。今後の生活や進路について充分に話し合い、退院後、充実した生活が送れるように支援します。

セカンドオピニオン

ご予約方法はこちらをご覧ください。

医療機関の先生方へ

緊急受診(ホットライン)のお知らせ

児童・思春期精神科では、子どもの精神科に早急な入院が必要な18歳未満の患者さんの緊急受診をお引き受けしています。

(代表 : 042-300-5111)

平日の日中に緊急を要する場合主治医の先生から児童・思春期精神科ホットライン当番宛てにお電話ください。ソーシャルワーカーまたは医師が対応します。 
夜間休日に入院が必要な場合主治医の先生から当直医宛てにお電話ください。(当院受診歴のある方のみ)
緊急を要しない受診ご家族から郵送により診察をお申し込みいただきます。
初診予約の方法はこちら→「児童・思春期精神科 初診外来予約方法のご案内」ページへ移動します
ご家族へ紹介状をお渡しください。
3歳以下の発達相談総合診療部の初診予約をお願いします。
“やせ”が高度な摂食障害
(15歳以下)
心療内科の医師に電話をお願いします。

診療実績

26年度
新来患者主診断
921名
第1位 広汎性発達障害 (423名)
第2位 多動性障害 (121名)
第3位 適応障害 (96名)
第4位 不安障害(31名)
第5位 気分障害(28名)

スタッフ

    
氏名 役職 専門分野 主な資格等
田中 哲
(たなか さとし)
副院長
児童思春期精神医学、
虐待の臨床
精神保健指定医、
精神科専門医
大倉 勇史
(おおくら たけし)
医長
診療科責任者
児童思春期精神医学、
精神生理学
精神保健指定医、
精神科専門医
森野 百合子
(もりの ゆりこ)
医長
児童思春期精神医学、
家族療法
精神保健指定医、精神科専門医、英国精神療法協会認定家族療法士、英国児童思春期精神科専門医、英国精神科専門医
島内 智子
(しまのうち ともこ)
医長
児童思春期精神医学 精神保健指定医、
精神科専門医
冨永 卓男
(とみなが たくお)
医員
児童思春期精神医学 精神保健指定医
藤本 あみか
(ふじもと あみか)
医員
児童思春期
精神医学
上薗 礼
(うえぞの あきら)
医員
児童思春期
精神医学
精神保健指定医
山口 葉月
(やまぐち はつき)
医員
児童思春期
精神医学
精神保健指定医
齊藤 聖
(さいとう きよし)
医員
児童思春期精神医学 精神保健指定医
上野 聖晃
(うえの まさあき)
医員
児童思春期精神医学
荻野 和雄
(おぎの かずお)
医員
児童思春期精神医学 精神保健指定医
海老島 健
(えびしま けん)
医員
近藤 直司
(こんどう なおじ)
非常勤
児童思春期精神医学、
精神療法
精神保健指定医、
精神科専門医
島袋 高子
(しまぶく たかこ)
医長
児童思春期精神医学 精神保健指定医、
小児科専門医
原 雄二郎
(はら ゆうじろう)
非常勤
児童思春期精神医学
高梨 愛子
(たかなし あいこ)
非常勤
児童思春期精神医学 精神保健指定医
鈴木 洋一
(すずき よういち)
非常勤
児童思春期精神医学 精神保健指定医
河嶌 貴子
(かわしま たかこ)
非常勤
児童思春期精神医学 精神保健指定医
江里口 陽介
(えりぐち ようすけ)
非常勤
児童思春期精神医学 精神保健指定医、
精神科専門医
戸田 裕喜
(とだ ゆき)
非常勤
児童思春期精神医学 精神保健指定医、
精神科専門医
遠藤 大輔
(えんどう だいすけ)
非常勤
児童思春期精神医学

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