診療科のご紹介


感染症科

診療科のご紹介

小児の感染症疾患、原発性免疫不全、自己炎症性疾患の
診断、治療や予防をする科です。

おもに

  • 重症感染症や薬剤耐性菌感染症
  • 診断や治療に苦慮されている感染症
  • まれな感染症
  • 先天性感染症(トキソプラズマ、サイトメガロウイルスなど)
  • B型肝炎C型肝炎などのウイルス性肝炎
  • 海外から持ち込まれた感染症
  • 生まれつきの免疫不全
  • 繰り返す感染症の現員検索
  • 自己炎症性疾患繰り返す発熱の原因検索

などの診療に専門家としてあたります。

世界標準の感染症治療を行っております。

小児の感染症の診療、および院内すべての部署の診療支援を行います。診断に際して、各研究機関や大学などとも連携をとり、必要に応じて特殊検査も行います。院内で核酸増幅法を用いた精度の高い微生物検査を実施しています。治療方針は世界標準の治療を掲げており、最新のエビデンスに基づき行い、予防やワクチンに関してのアドバイスをします。入院と外来診療、セカンドオピニオン外来も実施しています。

原発性免疫不全や自己炎症疾患を診療しています

繰り返す感染症、難治性の感染症、日和見感染症などの原因として、うまれつき免疫機能の弱い疾患の診断、治療、感染予防を行います。特殊検査などは、各研究機関や大学と連携しています。周期的に発熱を繰り返す周期性発熱症候群などの自己炎症性疾患の診断、治療を行っています。

感染管理にも力をいれております。

院内の感染対策を行い、子どもたちを医療関連感染から守ります。病院疫学に基づいた各種サーベイランス、遺伝子解析などを利用して、データ分析による病院をあげて抗菌薬の適正使用プログラムも導入し、不必要な抗菌薬の使用からの耐性菌の出現や副作用の発生を防ぎます。地域の抗菌薬適正使用の啓発活動、他の医療機関の抗菌薬適正使用に関する教育・指導・支援も行っています。

小児の感染症にまつわるあらゆる側面から、診療および診療支援を行います。

こんな症状のお子さんが対象です

髄膜炎脳炎脳膿瘍重症肺炎肺膿瘍腹部感染症複雑尿路感染症腎膿瘍関節炎骨髄炎感染性心内膜炎敗血症肝炎反復性皮膚感染リンパ節炎多剤耐性菌感染症医療器具関連感染症先天性感染症A型肝炎B型肝炎C型肝炎免疫不全感染症臓器移植後感染症外傷後感染症HIV感染不明熱非定型抗酸菌感染症真菌感染症性感染症輸入感染症寄生虫感染症自己炎症性疾患(周期性発熱症候群)先天性免疫不全症など。

主に取り扱っている疾患、治療内容

細菌性髄膜炎

Hib(インフルエンザ菌b型)肺炎球菌などで起こる重症の中枢神経感染症です。

抗菌薬の投与、各支持療法にて治療します。難聴痙攀発達障害などの合併症をきたすこともあります。

ワクチンで予防できる疾患で予防接種を強く推奨します。

関節炎骨髄炎

関節や骨に感染を起こす病気で、治療が遅れると機能障害を残すことがあります。

必要に応じて外科医の協力のもと速やかな外科的治療を行い、抗菌薬で治療します。

輸入感染症

特に海外から帰国後の発熱は、渡航地域により特有の疾患を疑わなければならないことがあり、医療機関の受診をお勧めします。

自己炎症性疾患(周期性発熱症候群)

4-6週間おきに周期的に熱がでる疾患です。熱とともに口内炎などの症状がでることがあります。繰り返す発熱などで原因が良くわからない場合には、当科へご相談ください。

医療機関の先生方へ

感染症でお困りの症例であれば、ご紹介をお受けいたします。

ご紹介の際には、ご家族に紹介状を発行していただき、予約センターより感染症科の外来の予約をお取りください。

毎週水曜の午後と金曜の午後が外来日です。

緊急のときは

直接、感染症科 堀越または感染症科の医師まで電話でご連絡ください。 また外来通院中、入院中の患者さんで感染症の治療に苦慮しているなどのご相談もお受けします。

感染症科の紹介および医学生・医師の見学・研修について

見学・研修のお問い合わせについては、下記ファイルをご参照ください。

感染症情報

診療実績

コンサルト件数  1248件 (2017年度実績)

コンサルトの診療科別件数


コンサルト症例 臓器別


主な業績

2018年度論文

相澤悠太ほか PICUにおける抗菌薬の適正使用プログラム
Journal of the Pediatric Infectious Diseases Society, 2018 Antimicrobial stewardship program in a pediatric intensive care unit

2017年度論文

堀越裕歩ほか 同胞面会とウイルス感染症
Pediatric International, 2017 Sibling visitations and viral infections in the neonatal intensive care unit

泊弘毅ほか 循環式風呂による乳児レジオネラ肺炎
Pediatric Infectious Diseases Journal, 2017
The First Case of Infantile Legionella Pneumonia after Bathing in Reheated and Reused Water


堀越裕歩ほか 血液腫瘍および造血幹細胞移植病棟における抗微生物薬の適正使用プログラム(院長賞)
Pediatric Infectious Diseases Journal, 2017
The North Wind and the Sun: Pediatric Antimicrobial Stewardship Program Combining Restrictive and Persuasive Approaches in Hematology-Oncology Ward and Hematopoietic Stem Cell Transplant Unit


堀越裕歩ほか 長期的な抗微生物薬適正使用プログラムによる耐性菌削減と死亡率減少効果
International Journal of Infectious Diseases, vol.21, 69-73, 2017
Sustained pediatric antimicrobial stewardship program with consultation to infectious diseases reduced carbapenem resistance and infection-related mortality


本論文の報道 米国の感染症サイト Contagion Live 2017年10月16日配信

古市美穂子ほか S anginosus groupによる小児の感染症
Journal of Infection and Chemotherapy, 2017
Sites of infection associated with Streptococcus anginosus group among children


2017年度受賞

Society for Healthcare Epidemiology of America, International Ambassador, 堀越裕歩

Pediatric International, Best Reviewer Award 堀越裕歩

日本小児科学会雑誌 優秀査読者 相澤悠太

日本小児感染症学会 ポスター賞 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群から分離した黄色ブドウ球菌の細菌学的検討 荒木孝太郎

日本小児感染症学会 ポスター賞 侵襲性溶連菌感染症のemm型分析 大北恵子

小児集中治療ワークショップ 最優秀賞 相澤悠太

日本化学療法学会東日本支部総会合同学会 支部長賞 諏訪淳一(薬剤科)

東京都表彰 業務改善 抗菌薬の適正使用 ASP委員会

2016年度論文

古市美穂子ほか 多施設小児病院におけるGBS感染とペニシリン感受性(院長賞)
Research and Reports in Neonatology, Vol.6, p51-54, 2016
The microbiological characteristics of group B streptococcus at Japanese pediatric hospitals


堀越裕歩ほか 小児病院のおける電子カルテ入力制限を用いた抗菌薬の許可制
Journal of Infection and Chemotherapy, vol.22, p532-535, 2016
Impact of computerized pre-authorization of broad spectrum antibiotics in Pseudomonas aeruginosa at a children's hospital in Japan


豊福明和ほか 無ガンマグロブリン血症におけるヘリコバクター菌血症
Journal of Infection and Chemotherapy, vol.22, p704-706, 2016
Helicobacter cinaedi bacteremia resulting from antimicrobial resistance acquired during treatment for X-linked agammaglobulinemia


岸部峻ほか 過粘稠型クレブシエラ菌による化膿性関節炎
Pediatric International, vol.58, p382-385, 2016
Pediatric hypervirulent Klebsiella pneumoniae septic arthritis


2016年度受賞

Pediatric International, Best Reviewer Award 堀越裕歩

日本小児感染症学会 ポスター賞 肺炎球菌結合型ワクチン導入後の侵襲性肺炎球菌感染症の血清型 有山雄太

日本新生児成育医学会 優秀賞 日本の新生児医療における多剤耐性グラム陰性桿菌の疾病負荷 山中崇之

スタッフ

氏名 役職 専門分野 主な資格等
堀越 裕歩
(ほりこし ゆうほ)
医長
診療科責任者
総合診療科兼務
小児感染症、
国際保健、
感染対策、
抗菌薬の適正使用プログラム
日本小児科学会専門医、
日本小児科学会指導医、
小児感染症学会暫定指導医、
Infection Control Doctor(感染制御医師)
福岡 かほる
(ふくおか かほる)
医員 小児感染症、
感染対策
日本小児科学会専門医、
Infection Control Doctor(感染制御医師)
村井 健美
(むらい たけみ)
非常勤
臨床試験科兼務
小児感染症、
黄色ブドウ球菌
日本小児科学会専門医、
Infection Control Doctor(感染制御医師)
荒木 孝太郎
(あらき こうたろう)
非常勤
臨床試験科兼務
小児感染症、
渡航医学
日本小児科学会専門医、
Certificate in Travel Health
宇田 和宏
(うだ かずひろ)
非常勤
(厚労科学研究フェロー)
小児感染症、
薬剤耐性対策
日本小児科学会専門医、
Infection Control Doctor(感染制御医師)
谷河 翠
(たにがわ みどり)
非常勤 小児感染症
舟越 葉那子
(ふなこし はなこ)
クリニカルフェロー  小児感染症、
TDM
日本小児科学会専門医
米田 立
(よねだ りゅう)
サブスペシャリティレジデント 小児感染症、
疫学
石井 翔
(いしい しょう)
サブスペシャリティレジデント 小児感染症
大北 恵子
(おおきた けいこ)
サブスペシャリティレジデント 小児感染症
寺田 有佑
(てらだ ゆうすけ)
医員(週1) 小児感染症、
新生児感染症
日本小児科学会専門医
曳野 圭子
(ひきの けいこ)
非常勤(月1) 臨床薬理 日本小児科学会専門医

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