産科部門では1,000件前後の分娩に対応し、都内全域を中心に、近隣県からの搬送を含め年間200件前後の母体搬送を受け入れています。2010年1月から12月の実績は分娩数が1,090件、母体搬送受け入れ数217件、受け入れ率56%でした。また、2010年5月より地元の豊島区、文京区産婦人科医会と連携し、健診は診療所で、分娩や手術は当院で行うという役割分担を定めた「東京都産婦人科地域連携システム(大塚モデル)」を構築し運用しています。新生児部門での総入院数は毎年500名前後で、出生時体重1,000g未満の超低出生体重児と1,000−1,499gの低出生体重児の入院が各50名前後あり、同じく50件前後の児搬送を受け入れています。搬送受け入れ件数は母子共に都内では毎年上位3本の指に入ります。

当センターの特徴は周産期部門はもちろん、他の診療科や、他職種とのコミュニケーションが極めて良好で、超緊急帝王切開や母子の各種合併症などにも十分に対応可能となっています。また、多くの診療科に周産期関連疾患を得意とする指導医クラスが配備されており、総合的病院の機能を十分に発揮した医療を提供しています。今後、さらなる安全、安心な信頼される周産期医療を目指していく所存ですのでよろしくお願い申し上げます。

大塚病院産婦人科では、
  • MFICU6床・一般産科病棟51床(410病棟の11床を含む)で産科医療を行っています。
  • 助産師・看護師は総勢46名で行動的な若手から経験豊富なベテランがそろっています。
  • 医師は4名から5名でチームを編成し、計4チームで協力しながら診療を行っています。
救急の患者さんを積極的にお受けし、患者のみなさまに安全で充実した医療を提供できるよう今度とも努力していきたいと思います。
新生児科は、320病棟(NICU:新生児集中治療室)を担当しています。NICUは、極めて未熟な新生児や人工呼吸器による治療が必要な重症な成熟新生児が収容される狭義のNICUと、軽症例や集中治療が終了した症例が収容されるGCU(Growing Care Unit:中等症・回復期治療室)の2つの部分に分かれています。人員は、医師が8名で全員新生児専門医です。看護スタッフは、看護長以下73名で3交代勤務を行っています。病床規模は、NICU15床、GCU30床、計45床です。
産科:51床、MFICU(母体・胎児集中治療室):6床
区分 平成21年 平成22年 平成23年
分娩件数 914 1,090 1,099
母体搬送受入件数 179 217 178
MFICU入院患者数 60 226 172

※ MFICUについては平成21年10月に開設

区分 平成21年 平成22年 平成23年
新入院患者数 NICU 171 149 145
GCU 108 156 221
279 305 366
出生体重別 1,500g 未満 98 80 77
うち1,000g未満 51 49 36
新生児搬送受入件数 59 47 58

※ 平成21年10月以降、母体搬送受入件数が増加したため、新生児搬送受入件数が減少した。