専門看護師からのメッセージ

専門看護師からのメッセージ

高橋 寛光

80病棟 | 精神看護専門看護師

専門看護師(CNS)は、日本看護協会認定の資格です。精神看護領域は平成25年度の時点で、日本全体で144名おり、そのうち4名が松沢病院で活動しています。さらに、今年は当院から2名のスタッフが大学院へ進学し、またその他にも進学を希望するスタッフも多くいます。今後この数はさらに増えていくことが予想されます。

僕は医療観察法病棟で勤務しながら、CNSとして活動しています。CNSには実践、相談、調整、教育、研究、倫理調整の6つの役割があります。僕は主に、病棟における疾病教育・服薬プログラムの実施、看護研究や指導、困難ケースへの介入、新人看護師を初めとするスタッフのメンタルサポート等の活動を行っています。

僕がCNSとしてここまで成長できた理由は、良い先輩、上司に恵まれたことが大きかったです。最初に配属された病棟では、当時大学院のCNSコースに通っていた先輩から、CNSや看護のことなど多くの事を教えて頂きました。そして先輩の「大学院に行くなら今、このタイミングしかない。CNSに興味ない?」という言葉をきっかけに、大学院に行こう、CNSになろうと決意しました。また僕はライセンスを取得しましたが、実践や調整能力などまだまだ一人前のCNSとは呼べません。院内外で先駆的な役割を担っている上司のCNSが、先の先輩と合わせて僕のアドバイザーとして様々な相談に乗ってくれています。
他にも、いつも「元気?」と声をかけてくれる先輩や、「一般科の経験しかないからわからないのよ」と言いながら、精神科の患者に優しく接している上司、挨拶や礼儀、謙虚な姿勢の大切さを改めて教えてくれた看護長など、多くの上司、先輩がモデルとなり私を成長させてくれました。それこそ数え上げたらきりがないくらい、沢山のエピソードがあります。

松沢病院の良いところはまさに「人と人とのつながりを大事にしている」ことに尽きると思います。松沢病院を辞めた後、他の病院に移った人から「松沢は良かった」という話をしばしば聞きます。僕自身、中途採用で松沢病院に就職したのですが、知り合いの知り合いは知り合い、といった温かい雰囲気に非常に驚きました。CNSとしての活動もこういった横のつながりや縦のつながりに生かされ、支えられながら日々活動しています。
人と人とのつながりを大事にし、育むことを教えてくれた松沢病院に感謝しながら、これからも頑張って看護を続けていきます。