お知らせ

平成29年5月
東京都立松沢病院 精神科

 

病理解剖を受けた患者様のご遺族の方へ

 

当院では、亡くなられた患者様のご遺族の篤志によるご承諾のもと死体解剖保存法に基づいた病理解剖・保存を行っております。また、その取扱いに関しては、法を遵守し死者に対する倫理的側面に十分配慮しております。

病理解剖は、亡くなられた患者様の病因や病態を究明するための最終的な手段としてその重要性は高く、医学研究の進歩と公衆衛生の観点からも不可欠な行為です。

臓器の一部を死後長期間保存することがあります。医科学の進歩は日進月歩であり病理解剖後数十年してこれまでにない知見を得ることがあります。それらは病理解剖時点において推定不可能なこともありえます。

病理解剖で得られた検体試料を用いての共同研究の実施状況を下記のとおり公表いたします。

もし病理解剖をご承諾されたご遺族の方で本件への使用を望まれない方がおられましたら、下記連絡先までご連絡いただければと思います。

 

<研究課題>

精神神経疾患患者死後脳の組織上におけるタンパク動態における基礎医学的研究

<研究方法>

  1. 死後脳を用いた研究。
    脳組織上におけるアセチルコリン、ドーパミン、セロトニンなどの神経伝達物質およびその代謝酵素、受容体、修飾物質の動態検索。またシナプス構成タンパクやグリア細胞を含めた神経ネットワーク構築の異常の有無の検討。
  2. 主として色素染色、目標蛋白の抗体を用いた免疫組織化学的な形態学的研究。

 

<共同研究者>

名古屋大学医学部 教授 入谷修司

 

連絡先:東京都立松沢病院 精神科 大島健一 新里和弘 (03-3303-7211 代表)