お知らせ

平成29年1月
東京都立松沢病院 精神科

 

病理解剖を受けた患者様のご遺族の方へ

 

当院では、亡くなられた患者様のご遺族の篤志によるご承諾のもと死体解剖保存法に基づいた病理解剖・保存を行っております。また、その取扱いに関しては、法を遵守し死者に対する倫理的側面に十分配慮しております。

病理解剖は、亡くなられた患者様の病因や病態を究明するための最終的な手段としてその重要性は高く、医学研究の進歩と公衆衛生の観点からも不可欠な行為です。

また、臓器の一部を死後長期間保存することがあります。医科学の進歩は日進月歩であり病理解剖後数十年してこれまでにない知見を得ることがあります。それらは病理解剖時点において推定不可能なこともありえます。

世の中の倫理感は時代や社会背景とともに変化します。病理解剖で得られた検体試料を用いての共同研究の実施状況(他施設へ持ち出す場合は匿名化試料としての提供となります。)を下記のとおり公表いたします。

もし病理解剖をご承諾されたご遺族の方で本件への使用を望まれない方がおられましたら、下記連絡先までご連絡いただければと思います。

 

<研究課題>

前頭側頭葉変性症のprodromal期(前駆期)の臨床特徴に関する研究

<研究方法>

  1. 脳標本を用いた病因蛋白の同定、および病理診断
  2. 病歴を用いた臨床症状の抽出

 

<共同研究者>

筑波大学精神医学 新井哲明教授

 

<対象>

昭和49年10月〜平成24年6月の間に病理解剖を受けた前頭側頭葉変性症

 

連絡先:東京都立松沢病院 精神科 河上緒 新里和弘 (03-3303-7211 代表)