お知らせ

平成27年10月05日
東京都立松沢病院 精神科


病理解剖を受けた患者様のご遺族さまへ

 当院では、亡くなられた患者さまのご遺族さまの篤志によるご承諾のもと死体解剖保存法にもとづいた病理解剖・保存を行っております。その取扱いに関しては法を遵守し死者に対する倫理的側面を十分に配慮しております。
 病理解剖は、亡くなられた患者さまの病因や病態を究明するための最終的な手段としてその重要性は高く、医学研究の進歩と公衆衛生の観点からも不可欠な行為です。
また臓器の一部を死後長期間保存することがあります。医科学の進歩は日進月歩であり病理解剖後数十年して新たな知見がわかることがあります。それらは病理解剖時点において推定不可能なこともありえます。
 世の中の倫理感は時代や社会背景とともに変化します。病理解剖でえられた検体試料をもちいての共同研究の実施状況(他施設へ持ち出す場合は匿名化試料としての提供となります)を下記のようにホームページにて公表することといたしました。
 もし病理解剖をご承諾されたご遺族さまで本件への使用を望まれない方がおられましたらご連絡いただければと思います。

研究課題
   アルツハイマー病患者由来の剖検材料を用いたアミロイドβタンパク凝集体構造の透過型電子顕微鏡による構造解析

検体の使用方法
1)TEM試料として使う。
2)アミロイドβタンパク凝集の度合いのThTアッセイを行う。
3)Al3+が存在するかどうかをアッセイする
                        など
  

共同研究者
  昭和薬科大学小林茂樹准教授、知久馬敏幸教授、順天堂大学江東高齢者医療センター井関栄三教授、横浜ほうゆう病院日野博昭院長、聖マリアンナ医科大学池島秀明講師

連絡先:松沢病院 精神科 大島健一