診療科のご案内

脳神経外科

特色・専門領域

○24時間365日対応可能な診療体制
 現在、当科では脳神経外科専門医3人とシニア・レジデント1人の4人体制を基本とし、必要に応じて順天堂大学と自衛隊中央病院からの支援を確保した診療体制をとっております。これにより、地域の患者様、及び近隣の医療施設からの患者様のご依頼に可能な限り対応できるよう、診療体制を整えております。
○症例に応じた治療の選択(血管内手術・開頭手術)
 当院の脳神経外科は東京 ER体制下、1次から3次救急までの脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷などのあらゆる脳神経外科疾患に対して24時間365日対応しております。なかでも治療の良否が患者様の生死に大きくかかわるクモ膜下出血の治療では、患者様の症状に応じて血管内治療(コイリング)と開頭手術(クリッピング)、いずれの治療方法も常に対応できる体制を整えております。近年、クモ膜下出血の治療は血管内手術の進歩、普及とともに血管内治療を第一治療選択とする医療施設が増加してきており、当科でも平成15年より順天堂大学脳血管内治療チームの協力を得て、血管内手術をクモ膜下出血の第一治療選択として積極的に取り組んできております。症例によっては血管内手術が適さない場合もあり、そのような症例には開頭手術を行なっております。現在までのところ、いずれの治療方法でもほぼ同等の良好な治療成績を収めております。

血管内手術(コイリング)に用いるコイル
血管内手術によるコイリング
○より高度で、より安全な医療を提供するための最新設備の配備
 当院では最新の治療設備を配備することで、患者様に少ない負担で、より高度な、そしてより安全性の高い治療を目指しております。
 平成19年12月より、さらなる血管内治療の充実を目指し、新たな血管撮影装置を導入致しました。新たに導入された装置は、フラットパネルテクノロジーの搭載により従来の装置に比べ、低い被爆線量で、かつ数段優れた高精細画質を得ることが可能となり、これによりさらに高度で、かつ安全性の高い血管内治療を実現します。
コイリング前 コイリング後
コイリング フラットディテクタ搭載血管撮影装置

 また脳腫瘍に対しては開頭手術以外にもピンポイント治療を可能にする定位放射線治療を行なっております。開頭手術と違い、「体外から痛みを伴うことなく腫瘍を消滅させることができたら・・・」という理想を簡便な方法で実現したのが定位放射線治療です。治療は1回のみで前処置は点滴だけで、治療が終わると歩いて病棟に帰り、夕食も普通に摂ることが出来ます。入院期間は3〜4日間です。転移性脳腫瘍が一番良い適応ですが、それ以外の脳腫瘍についても良好な成績を収めております。
○痙縮について
 痙縮に対するボツリヌス療法を行っております。

 脳卒中の後遺症である手足のまひは、後遺症の中で最も多く見られる症状ですが、この手足のまひと一緒にあらわれることが多いのが『手足のつっぱり』です。

 この『手足のつっぱり』により、リハビリテーションが行いにくくなることもあります。

 様々な治療法がありますが、当科では痙縮に対するボツリヌス療法を行っております。
 ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンを収縮している筋肉に注射することで、筋肉の緊張を和らげる方法です。
 ボツリヌス療法で筋肉の緊張を和らげて、リハビリテーションを一緒に行うことで、より日常生活動作が行いやすくなることが期待されます。

 詳しくは脳神経外科外来にお問い合わせください。

関連リンク
 ・専門外来のご案内
 ・脳血管内治療センター開設について(PDF:254KB)
 ・NCDの手術・治療情報データベース事業への参加について

診療実績


代表的な疾病(平成27年度)
病名
件数
頭蓋内損傷
78
脳梗塞
70
脳内出血
47
くも膜下出血
20
てんかん
12

手術実績(平成27年度)
病名
件数
開頭血腫除去術
24
穿頭血腫洗浄術
19
脳動脈瘤根治術
27
水頭症手術
9
開頭腫瘍摘出術
4

スタッフ紹介

氏名 役職 専門 資格
吉田 賢作
部長
脳血管障害 日本脳神経外科学会 専門医
日本脳神経血管内治療学会 専門医
日本脳卒中学会 専門医
肥後 拓磨
医員
脳外科一般、てんかん 日本脳神経外科学会 専門医
日本てんかん学会 専門医
鈴木 一幹
医員
脳血管障害 日本脳神経外科学会 専門医
日本脳神経血管内治療学会 専門医
植木 泰仁
医員
脳外科一般 日本脳神経外科学会員 
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