医療関係者の方へ

臨床研修医(医科:ジュニアレジデント)

平成30年度 医科臨床研修医募集について

下記により平成30年度の臨床研修医を募集します。

応募資格
以下の(1)(2)双方に該当する者
(1)平成30年3月に大学の医学部・医科大学を卒業する見込みの者、又は以前に卒業した者で、平成30年施行の国家試験を受験予定の者
(2)マッチングプログラムに参加・登録する者
応募人数
1年次:6名程度
選考日
平成29年8月26日(土曜日)
選考方法
筆記試験及び面接(最終的な採用予定者はマッチングにより決定する)
応募手続
(1)選考申込書兼履歴書
(2)卒業見込証明書
選考申込書兼履歴書(PDFダウンロード)
申込期間
現在から平成29年8月10日(木曜日)
申込期限
平成29年8月10日(木曜日)必着
研修方式
ローテーション方式
研修期間
2年間
採用予定日
平成30年4月1日
身分及び待遇
(1)東京都非常勤職員(臨床研修医)
(2)報酬 月額 313,800円(平成29年4月現在 夜間研修を含む)
(3)社会保険健康保険法、厚生年金保険法適用
(4)宿舎なし、交通費別途支給
申込先及び
問合せ先 
東京都立広尾病院 庶務課 臨床研修担当 小池・関口 宛
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-34-10
TEL:03-3444-1181(内線2144)
見 学
※病院見学を希望される方は「病院見学申込」より必要事項をご確認の上、メールをお送りください。
※応募者見学締切日:平成29年8月10日(木曜日)


東京都立広尾病院卒後臨床研修プログラムF

1.研修プログラムの名称
東京都立広尾病院卒後臨床研修プログラムF
2.研修プログラムの特徴
当院は、救急災害医療センターおよび地域の基幹病院として急性期医療を担うことを目的としている。

当院における研修の特色は
@入院、外来ともに患者数が豊富であり、一般臨床で遭遇するほとんどすべての疾患、病態を経験することができる。
A救急医療が最重点医療であり、多数の救急患者を経験できる。
B先端的な高度医療も経験できる(数多くの学会の認定教育施設となっている)。
C教育熱心かつ優秀な指導医が多数存在している。
D外来、入院ともに電子カルテが導入されており、IT化への対応を学ぶことができる。
E基礎研修科目、必修科目を研修した後は、将来の希望に沿うよう選択診療科研修期間を設けている。
F2年間の研修修了後、希望者は選抜により専門臨床研修(3〜4年間)へ進むことができる。
3.研修目標
@基本的目標
将来の専門性にかかわらず、医学および医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、日常診療で多く遭遇する負傷や疾病に適切に対応できるよう、基本的診療に必要な態度、技能、知識、社会性を身につけるとともに、医師としての人格を涵養する。

A基本的方針
教育手法に精通した指導医、豊富で多彩な症例、整備された環境のもとで、基本的診療能力を修得し、かつ全人的な対応ができるように教育する。研修の基本的目標ならびに全国共通の『臨床研修の到達目標』を達成するために、内科系、救急医療を基本研修科目、麻酔科、外科、小児科、産婦人科、地域医療を必修科目とし、精神科は選択必修科目とする。さらに、より確実な基本研修科目や必修科目の修得あるいは将来の希望診療科を考慮し、診療科の自由選択期間も設ける。
4.研修プログラム
@研修期間は2年間とする。

A募集定員は1年次6名とする。※自治医科大学は東京都福祉保健局採用

B研修開始時はオリエンテーションを行う。

C研修医は基礎研修科目である内科系を6ヶ月、総合救急診療科を3ヶ月、必須科目である麻酔科を2ヶ月、外科を2ヶ月、小児科を1.5ヶ月、産婦人科を1.5ヶ月、地域医療を1ヶ月ローテーションする。残り7ヶ月は選択期間とし、より確実な基礎研修科目や必修科目の修得あるいは将来の希望診療科の研修にあてる。精神科は選択科目で研修することができる。ただし、診療科ローテーションの順番は研修医によって異なる。地域医療は、渋谷区医師会の施設(診療所および地域医療を行っている病院等)において実習する。
※自治医科大学は島しょ等へき地診療を考慮し、上記プログラムの研修を実施する。

D選択診療科は血液内分泌代謝内科、消化器内科、神経内科、腎臓内科、呼吸器科、循環器科、救急科、外科、麻酔科、小児科、産婦人科、神経科の他、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、泌尿器科、形成外科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、放射線科、検査科、島しょ医療(原則、救急科選択研修の一環)の各科(部門)を最低1ケ月(部門により半月)単位以上で研修することができる。また、当院で研修のできない診療科について東京都立駒込病院、東京都立墨東病院、および多摩総合医療センターにて1カ月単位で2カ月を上限とし、研修することができる。

各病院で選択できる選択科目は、以下のとおりである。
(東京都立広尾病院)
血液内分泌代謝内科、神経内科、消化器内科、呼吸器科、循環器科、救急科、外科、麻酔科、小児科、産婦人科、神経科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、泌尿器科、形成外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科、診療放射線科、検査科
(東京都立駒込病院)神経内科
(東京都立墨東病院)消化器内科
(多摩総合医療センター)消化器内科
(小笠原村診療所、神津島村国民健康保険直営診療所、東京都新島村国民健康保険本村診療所、医療法人社団藤清会大島医療センター、町立八丈病院、三宅村健康保険直営中央診療所)
島しょ医療

E 院内カンファレンス及び院内講習会等の参加
ローテーション診療各科のカンファレンス、教育研修行事に加え、院全体で行う以下の行事への参画を義務とする。指導医等による集合講義(月2回程度)、臨床病理検討会(隔月)、地域医師会との症例検討会(年4回)、その他、災害医療、島しょ医療、安全医療、保健医療に関する研修、さらに研修管理委員会が適切と認めた研修など。
5.医師臨床研修の到達度目標
研修目標を達成するため、共通、内科、総合救急診療科、麻酔科、外科、小児科、産婦人科、地域医療、神経科ごとに基本目標、行動目標を設定する。
■共通
基本目標:臨床医に必要な基本姿勢・態度を身につける。
行動目標

(1)患者を全人的に理解し、患者・家族との信頼関係を確立することができる。
(2)チーム医療を理解・実践することができる
(3)問題対応型思考を行い、生涯学習の習慣を身につけることができる。
(4)患者ならびに医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身につけ、危機管理に参画できる。
(5)患者・家族との信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報が得られるような医療面接を実施できる。
(6)チーム医療の実践と自己の臨床能力向上に不可欠な、症例呈示と意見交換を行える。
(7)保健・医療・福祉の各側面に配慮しつつ、診療計画を作成し、評価できる。
(8)医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、社会に貢献できる。
(9)社会の一員としての基本姿勢・態度を身につける。
■内科
内科は血液内分泌代謝内科、消化器内科、腎臓内科、神経内科、呼吸器科、循環器科の中から3つの診療科を選択し、2ヶ月ずつローテーションすることにより研修を受ける。ただし、当院で研修できない診療科については東京都立駒込病院、東京都立墨東病院、および多摩総合医療センターにて研修することができる。
一般目標:内科のプライマリ・ケアに必要な知識・技能を身につける。
行動目標
(1)全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載できる。特に、
1) 全身の観察ができ、記載できる。
2) 頭頸部の診察ができ、記載できる。
3) 胸部の診察ができ、記載できる。
4) 腹部の診察ができ、記載できる。
5) 神経学的診察ができ、記載できる。

(2)必要な検査を実施または適応を判断し、結果の解釈ができる。
1) 一般尿検査(尿沈渣)
2) 便検査(潜血、虫卵)
3) 血算・白血球分画
4) 心電図、負荷心電図
5) 血液生化学的検査
 ・簡易検査(血糖)
6) 血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む)
7) 細菌学的検査・薬剤感受性検査
 ・検体の採取(痰、尿、血液など)
 ・簡単な細菌学的検査(グラム染色など)
8) 肺機能検査
 ・ スパイロメトリー
9) 髄液検査
10) 内視鏡検査
11) 超音波検査
12) 単純X線検査
13) 造影X線検査
14) X線CT検査
15) MRI検査
16) 核医学検査
17) 神経生理学的検査(脳波・筋電図など)
注)太字は自ら実施し、結果を解釈できる。下線は受け持ち患者の検査として診療に活用すること。

(3)基本的手技の適応を決定し実施できる。
1) 注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる。
2) 採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。
3) 穿刺法(腰椎、胸腔、腹腔)を実施できる。
4) 道尿法を実施できる。
注)下線の手技を自ら行った経験があること。

(4)基本的治療法の適応を実施し、適切に実施する。
1) 療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備を含む)ができる。
2) 薬物の作用、副作用、相互作用について理解し、薬物治療(抗菌薬、副腎皮質ステロイド薬、解熱薬、麻薬を含む)ができる。
3) 輸液ができる。
4) 輸血(成分輸血を含む)による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる。

(5)医療記録を適切に作成し、管理できる。
1) 診療録(退院時サマリーを含む)をPOSに従って記載し管理できる。
2) オーダリングシステムにより処方箋、指示箋を作成し、管理できる。
3) 診断書、死亡診断書(死体検案書を含む)、その他の証明書を作成し、管理できる。
4) CPCレポートを作成し、症例呈示できる。
5) 紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。
注)上記1)〜5)を自ら行った経験があること。

(6)内科臨床で遭遇する頻度の高い症状について自ら診療し、鑑別診断ができる。
1) 全身倦怠感
2) 食欲不振
3) 体重減少、体重増加
4) 浮腫
5) リンパ節腫脹
6) 黄疸
7) 発熱
8) 頭痛
9) めまい
10)失神
11)胸痛
12)動悸
13)呼吸困難
14)咳・痰
15)嘔気・嘔吐
16)胸やけ
17)嚥下困難
18)腹痛
19)便通異常(下痢、便秘)
20)関節痛
21)歩行障害
22)四肢のしびれ
23)血尿
24)尿量異常
注)太字の症状を自ら診療し、鑑別診断を行い、レポートを提出する。

(7)緊急を要する症状・病態について初期治療に参加できる。
1) 意識障害
2) 脳血管障害
3) 急性呼吸不全
4) 急性心不全
5) 急性冠症候群
6) 急性腹症
7) 急性消化管出血
8) 急性腎不全
9) 急性中毒
10)誤飲、誤嚥
注)下線の病態について初期診療に参加すること。

経験目標
内科臨床でよく遭遇する以下の疾患・病態を経験する。
太字疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出。
下線疾患については、外来診療または受け持ち入院患者で自ら経験する。
(1)血液・造血器・リンパ網内系疾患
1) 貧血(鉄欠乏性貧血、二次性貧血)
2) 白血病
3) 悪性リンパ腫
4) 多発性骨髄腫
5) 出血傾向・紫斑病(DIC)

(2)神経系疾患
1) 脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
2) 変性疾患(パーキンソン病)
3) 脳炎・髄膜炎

(3)循環器系疾患
1) 心不全
2) 狭心症、心筋梗塞
3) 心筋症
4) 不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
5) 弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
6) 動脈疾患(大動脈瘤、動脈硬化症、大動脈解)
7) 静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
8) 高血圧症(本態性、二次性高血圧症)

(4)呼吸器系疾患
1) 呼吸不全
2) 呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
3) 閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
4) 肺循環障害(肺塞栓・肺梗塞)
5) 異常呼吸(過換気症候群)
6) 胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
7) 肺癌

(5)消化器系疾患
1) 食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
2) 小腸・大腸疾患(イレウス、潰瘍性大腸炎、クローン病)
3) 胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
4) 肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性肝障害)
5) 膵臓疾患(急性・慢性膵炎)

(6)腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む)疾患
1) 腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
2) 原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)
3) 全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)

(7)内分泌・栄養・代謝系疾患
1) 視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
2) 甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
3) 副腎不全
4) 糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
5) 高脂血症
6) 蛋白および核酸代謝異常(高尿酸血症)

(8)感染症
1) ウイルス感染症(インフルエンザ)
2) 細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A群連鎖球菌、クラミジア)
3) 結核
4) 真菌感染症(カンジダ症)
5) 寄生虫疾患

(9)免疫・アレルギー疾患
1) 全身性エリテマトーデスとその合併症
2) 慢性関節リウマチ
3) シェーグレン症候群
4) アレルギー疾患

(10) 物理・化学的因子による疾患
1) 中毒(アルコール、薬物)
2) アナフィラキシー
3) 環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)

(11)加齢と老化
1) 高齢者の栄養摂取障害
2) 老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)

特定医療現場の経験/予防医療
(1)食事・運動・禁煙指導とストレスマネージメントができる。

(2)地域・職場・学校検診に参画できる。

(3)予防接種に参画できる。
■総合救急診療科
救急部門の研修は、救命救急センターおよび救急診療科(ER)において、指導医の指導のもと日中ならびに夜間当直帯に初期診療にあたることにより研修する。救急診療の流れの把握に始まり、救急患者の緊急度・重症度を判別する能力を養い、救急診療に必要な判断学を学ぶ。また、エコーや外傷処置、さらには心肺蘇生や蘇生後の全身管理についての基本的手技を身につける。
同時に、患者の初期診療や全身管理を行う過程で、整形外科、脳神経外科、形成外科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、精神科などの各専門科の協力を得ながら診療を行い、各分野で経験すべき症例についても経験する。
一般目標:救急診療に必要な知識・技能を身につける。
行動目標
(1)全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載できる。
※全身にわたる身体診察とは、全身の観察に始まり、頭頚部、胸部、腹部、泌尿生殖器、四肢(骨・関節・筋肉系)の診察や神経学的診察を意味する。
(2)救急診療において必要な検査を実施しまたは適応を判断し、結果を解釈できる。
1) 血算・白血球分画
2) 血液生化学的検査・簡易検査
3) 動脈血ガス分析
4) 心電図
5) 超音波検査
6) 単純X線検査
7) X線CT検査
注)太字は自ら実施し、結果を解釈できる。下線は受け持ち患者の検査として診療に活用すること。

(3)基本的手技の適応を決定し実施できる。
1) 気道確保を実施できる。
2) 人工呼吸を実施できる。(バッグマスクによる徒手換気を含む)
3) 心マッサージを実施できる。
4) 気管内挿管を実施できる。
5) 除細動を実施できる。
注)下線の手技を自ら行った経験があること。

(4)救急診療で遭遇する頻度の高い症状について自ら診療し、鑑別診断ができる。
(5)緊急を要する症状・病態
1) 心肺停止
2) ショック
3) 意識障害
4) 脳血管障害
5) 急性呼吸不全
6) 急性心不全
7) 急性冠症候群
8) 急性腹症
9) 急性消化管出血
10)急性腎不全
11)急性感染症
12)外傷
13)急性中毒
14)誤飲、誤嚥
15)熱傷
注)下線の病態について初期診療に参加すること。

経験目標
救急診療でよく遭遇する以下の疾患・病態を経験する。
(1)物理・化学的因子による疾患
1) 熱傷
2) 中毒(アルコール、薬物)
3) アナフィラキシー
4) 環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)

特定医療現場の経験/救急医療
(1)バイタルサインの把握ができる。
(2)重症度および緊急度の把握ができる。
(3)ショックの診断と治療ができる。
(4)二次救命救急処置ができ、一次救命救急を指導できる。
(5)頻度の高い救急疾患の初期治療ができる。
(6)専門医への適切なコンサルテーションができる。
(7)大災害時の救急医療体制を理解し、自己の役割を把握できる。
■麻酔科
一般目標:麻酔科臨床に必要な知識・技能を身につける。
行動目標:
(1)麻酔の種類を理解し、適応を判断できる。
(2)術前診察ができ、記載できる。
(3)術中・術後の患者の状態を把握できる。
(4)安全管理の方策を身につけ、危機管理に参画する。
(5)症例提示と討論ができ、臨床症例に関するカンファレンスや学術集会に参加する。
経験目標
(1)気道確保を実施できる。
(2)人工呼吸を実施できる。(バッグマスクによる徒手換気を含む)
(3)静脈確保、中心静脈確保を実施できる。
(4)気管挿管を実施できる。
(5)穿刺法(腰椎)を実施できる。
注)下線の手技を自ら行った経験があること。
■外科
一般目標:外科臨床に必要な知識・外科基本手技を身につける。
行動目標
(1)全身にわたる身体診察が系統的にでき、記載できる。
(2)必要な検査を実施しまたは適応を判断し結果を解釈できる。
1) 血液型判定・交差適合試験
2) 細胞診・病理組織検査
注)太字は自ら実施し、結果を解釈できる。

(3)基本的手技の適応を決定し実施できる。
1) 圧迫止血法を実施できる。
2) 包帯法を実施できる。
3) ドレーン・チューブ類の管理ができる。
4) 胃管の挿入と管理ができる。
5) 局所麻酔法を実施できる。
6) 創部消毒とガーゼ交換を実施できる。
7) 簡単な切開・排膿を実施できる。
8) 皮膚縫合法を実施できる。
注)下線の手技を自ら行った経験があること。

(4)手術記録を記載し、管理できる。
(5)緊急を要する症状・病態について初期治療に参加できる。
1) 急性腹症(外科的治療を要するもの)
2) 急性消化管出血(外科的治療を要するもの)
3) 外傷
注)下線の病態について初期診療に参加すること。

経験目標
外科臨床でよく遭遇する以下の疾患・病態を経験する。
太字疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出。
下線疾患については、受け持ち入院患者で自ら経験する。
(1)消化器疾患
1) 食道・胃・十二指腸疾患(胃癌)
2) 小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、大腸癌、痔核・痔瘻)
3) 胆嚢・胆管疾患(胆石症、胆嚢癌、胆管癌)
4) 膵臓疾患(膵臓癌)
5) 横隔膜・腹壁・腹膜疾患(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)

(2)内分泌外科疾患
   乳腺腫瘍
(3)呼吸器疾患
1) 自然気胸
2) 肺腫瘍

特定医療現場の経験/緩和・終末期医療の実践
(1)心理社会的側面への配慮ができる。
(2)緩和ケアに参加できる。
(3)告知をめぐる諸問題への配慮ができる。
■小児科
一般目標:小児および小児科診療の特性を学び、プライマリ・ケアに必要な知識・技能を身につける。
行動目標
(1)小児ことに乳幼児の診察ができ、保護者から患児の発育歴・予防接種歴など診断に必要な情報を的確に聴取し、記載できる。
(2)小児科臨床で遭遇する頻度の高い症状について自ら診療し、鑑別診断ができる。
1) 発疹
2) けいれん発作
注)太字の症状を自ら診療し、鑑別診断を行い、レポートを提出する。

(3)緊急を要する症状・病態について初期治療に参加できる。
1) 急性呼吸不全
2) 急性感染症
3) 誤飲、誤嚥
注)下線の病態について初期診療に参加すること。

経験目標
小児科臨床でよく遭遇する以下の疾患・病態を経験する。
下線疾患については、受け持ち入院患者で自ら経験する。
(1)小児疾患
1) 小児けいれん性疾患
2) ウイルス感染症(麻疹、流行性耳下腺炎風疹、水痘、突発性発疹、インフルエンザ)
3) 小児細菌感染症
4) 小児喘息
5) 先天性心疾患

特定の医療現場の経験/小児・成育医療
(1)周産期や小児の各発達段階に応じて適切な医療が提供できる。
(2)周産期や小児の各発達段階に応じて心理社会的側面への配慮ができる。
(3)虐待について説明できる。
(4)学校、家庭、職場環境に配慮し、地域との連携に参画できる。
(5)母子健康手帳を理解し活用できる。
■産婦人科
一般目標:産婦人科臨床に必要な知識・技能を身につける。
行動目標
(1)骨盤内診察ができ、記載できる。
(2)緊急を要する症状・病態について初期治療に参加できる。
  流・早産および満期産

経験目標
産婦人科臨床でよく遭遇する以下の疾患・病態を経験する。
太字疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出。
下線疾患については、受け持ち入院患者で自ら経験する。
(1)妊娠分娩と生殖器疾患
1) 妊娠分娩(正常妊娠、流産、早産、正常分娩、産科出血、乳腺炎、産褥)
2) 女性生殖器およびその関連疾患(無月経、思春期・更年期障害、外陰・膣・骨盤内感染症、骨盤内腫瘍)

(2)感染症
  性感染症
特定医療現場の経験/予防医療
性感染症予防、家族計画指導に参画できる。
■地域医療
地域医療を担う診療所・病院等において研修を行うものとする。
一般目標:地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応できる。
行動目標
(1)患者が営む日常生活について理解し、実践する。
(2)診療所の役割(病診連携への理解を含む)について理解し、実践する。
(3)へき地・離島医療について理解し、実践する。
■神経科
  一般目標:精神科臨床に必要な知識・技能を身につける。
  行動目標
(1)精神面の診察ができ、記載できる。
(2)精神科臨床で遭遇する頻度の高い症状について自ら診療し、鑑別診断ができる。
1) 不眠
2) 不安・抑うつ

(3)緊急を要する症状・病態について初期治療に参加できる。
  精神科領域の救急
 経験目標
 精神科臨床でよく遭遇する以下の疾患・病態を経験する。
 太字疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出。
(1)精神・神経系疾患
1) 症状精神病
2) 認知症(血管性認知症を含む)
3) アルコール依存症
4) うつ病
5) 統合失調症
6) 不安障害(パニック症候群)
7) 身体表現性障害、ストレス関連障害

特定医療現場の経験/精神保健・医療
(1)精神症状の捉え方の基本を身につける。
(2)精神疾患に対する初期的対応と治療の実際を学ぶ。
(3)デイケアなどの社会復帰や地域支援体制を理解する。
以下の検査・症状・疾患に関しては、特に修得すべき診療科を定めてはいないが、救急外来診療、もしくは入院患者の診療を通じて各自経験するよう努める。また、必要に応じて適切な診療科を選択履修して経験すること。

■基本的な臨床検査(自ら実施し、結果を解釈できる)
交差適合試験
■頻度の高い症状(下線の症状を経験し、レポートを提出する)
1) 不眠
2) 視力障害・視野狭窄
3) 結膜の充血
4) 聴覚障害
5) 鼻出血
6) 嗄声
7) 腰痛
8) 排尿障害(尿失禁・排尿困難)
9) 不安・抑うつ

■緊急を要する症状・病態
精神科領域の救急
■経験が求められる疾患・病態(下線については、外来診療もしくは受け持ち入院患者(合併症含む))で自ら経験すること
(1)神経系疾患
  認知症疾患
(2)皮膚系疾患
1) 湿疹・皮膚炎群(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
2) 蕁麻疹
3) 薬疹
4) 皮膚感染症

(3)運動器(筋骨格系)疾患
1) 骨折
2) 関節・靭帯の損傷及び障害
3) 骨粗鬆症
4) 脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)

(4)腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。)疾患
  泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
(5)妊娠分娩と生殖器疾患
  男性生殖器疾患(前立腺疾患、勃起障害、精巣腫瘍)
(6)眼・視覚系疾患
1) 屈折異常(近視、遠視、乱視)
2) 角結膜炎
3) 白内障
4) 緑内障
5) 糖尿病、高血圧・動脈硬化による眼底変化

(7)耳鼻・咽喉・口腔系疾患
1) 中耳炎
2) 急性・慢性副鼻腔炎
3) アレルギー性鼻炎
4) 扁桃の急性・慢性炎症性疾患
5) 外耳道・鼻腔・咽頭・喉頭・食道の代表的な異物

(8)加齢と老化
1) 高齢者の栄養摂取障害
2) 老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)

6.指導体制
@研修管理委員会
 研修管理委員会委員長(プログラム責任者)、研修管理委員会担当副院長、研修管理委員会副委員長、ならびに基礎研修科目、必須診療科目の指導責任者および事務部の責任者よりなる。
 委員は緊密に連絡を取り、研修プログラムの全体的な管理、研修医の全体的な管理、研修医の研修状況の評価、採用時における研修希望者の評価、研修後および中断後の進路についての相談・支援、指導医の研修・評価などを行う。

A責任者
 総責任者:東京都立広尾病院長 江川 直人
 プログラム責任者:東京都立広尾病院診療放射線科部長 竹田 利明

B指導医
 指導医は臨床経験7年以上で、プライマリ・ケアの指導を行える能力を有し、プライマリ・ケアの指導方法等に関する講習会を受講したものである。指導医のもとに臨床経験7年未満の医師及びプライマリ・ケアの指導方法等に関する講習会未受講者を配置し、指導にあたらせることもあるが、最終的な評価は指導医が行う。本プログラムの指導医は、研修管理委員会で認定したものである。
7.評価方法
EPOCオンライン臨床研修評価システムにより評価を行う。
@研修医の評価
 研修医は、研修の進捗状況に応じて逐次自己の研修内容を記録・評価入力し、病歴や手術の要約等、必要とされるレポートを作成・提出する。指導医はローテーションごと、および研修の全期間を通じて研修医の観察・指導を行い、必要に応じて観察記録などを併用し目標達成状況を把握して形成的評価に資するよう評価入力を行う。評価は指導医ばかりでなくチーム医療のスタッフである各診療科部医長、各病棟看護長によっても行われる
 2年間の全プログラム終了時に研修管理委員会において、自己評価ならびに指導医評価、必要とされるレポート等の提出状況、プログラム責任者、チーム医療スタッフ等の評価表、さらに院内カンファレンス、院内研修の出席表などを総合して総括評価が行われる。

A指導医の評価
 研修医は指導医、診療科、研修体制に関する評価を行う。その結果は指導医、各診療科へ還元される。

B研修プログラムの評価
 研修管理委員会において、研修プログラムが効果的かつ効率よく行われているかを点検し評価し、その結果を次年度のプログラムに反映させる。
8.修了認定
 研修医の到達度の評価、研修期間、および適性の認定に基づき、研修管理委員会の承認を得た後に東京都立広尾病院院長が初期臨床研修修了認定書を交付する。
9.研修医の募集と選考
 募集要項を公表し、それに基づいて募集し、当院の選考を経てマッチングにより決定する。選考は、筆記試験、面接試験で行う。
10.研修医の処遇
@ 身分:東京都非常勤職員
  ※自治医科大学は東京都福祉保健局常勤職員採用であるため、常勤職員としての処遇となる。 
A 報酬月額:302,400円(平成29年度東京都非常勤報酬単価、夜間研修含む。)
B 勤務時間:8時45分〜17時30分
  ※時間外勤務:無
C 有給休暇:有(1年次10日、2年次11日)、夏季休暇有
D 当直:約2回/月、当直室有
E 研修医宿舎:無
F 研修医医局:有
G 公的医療保険:政府管掌健康保険
H 公的年金保険:厚生年金保険
I 労働者災害補償保険法の適用:有
J 雇用保険:有
K 健康診断:年1回、その他(ツベルクリン、HIV、B型肝炎検査など)
L 医師賠償責任保険:病院において加入しない。個人加入は任意
M 学会、研究会等への参加:可(一部費用負担有)
N アルバイト:禁止とする。
11.研修終了後の進路
当院における専門臨床研修制度あり。(3〜4年間、定員1学年10名・計30名)
※ 専門臨床研修制度は平成13年5月より開始
※ 平成20年度より東京医師アカデミーが開校
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