病院のご案内

臨床指標(クリニカル・インディケーター)

 臨床指標(クリニカル・インディケーター)とは、当院で行われている診療実績等について、様々な指標(インディケーター)を用いて、表したものです。
 臨床指標を分析して改善を促すことにより、医療の質の向上を図るとともに、患者さんにとって分かりやすい医療情報を提供することを目的としています。


1 患者さん向け


2 医療者向け 



※○印の臨床指標は、都立病院の共通項目です。



1 患者さん向け
 


  平成26年度
実績
計算式等 説明コメント 備考
T 基本項目
1
褥瘡発生率 1.18% 褥瘡発生率;院内褥瘡発生数/(調査月の新入院患者数+前月最終日在院患者数) 褥瘡(とこずれ)は長期間床(とこ)についていることで、圧迫された皮膚が循環障害を起こし、傷となってしまったものです。原因は長期間の療養生活もそうですが、栄養状態、清潔管理、細菌の感染など色々です。広尾病院では、医師、薬剤師、管理栄養士、看護師などさまざまな職種により構成される褥瘡対策チームが中心となり治療・ケアを実施しています。 医療者向け
同項目は
数値更に
2つ追加
2
院内実施検査項目に対する
緊急対応可能項目数
(検体・生理検査)
181項目、60.9%(181項目/297項目) 検査結果報告時間(TAT)が検体検査で60分以内、生理検査で当日報告可能な検査項目 救急患者さんや入院中の患者さんの急変などに対応し、院内で緊急に行える検査がどのくらいあるかを表しています。  
3
CT、MRI、血管造影の検査件数
(枚数)
CT:18,207件(32,681枚)
MRI:5,286件(31,340枚)
血管造影:1,449件(29,523枚)
  昨年度1年間に実施したCT・MRI・血管造影検査の件数  
4
  放射線治療のべ人数 1,790人   昨年度に放射線治療を受けた患者さんの数です。  
5
服薬指導件数
(入院・外来)
15,800件
(うち入院:4,281、
外来:11,519)
  最近の薬剤は作用が強く服用・使用法が複雑なものが多くなっています。このため、患者さんがご自分の薬をよく理解して、適正に服用・使用していただくことがとても大切で、それを支援するのが薬剤師の服薬指導です。  
6
栄養指導件数
(入院・外来の集団、個別含む)
個別:2,229件
集団:176回(952人)
  糖尿病や脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病では、食生活の改善(食事療法)が大切です。食事療法が必要な患者さん、ご家族に、医師の指示により「栄養食事指導」を実施しています。管理栄養士が食事療法について説明し、食生活の改善・継続に向けて支援しています。基本的な食事療法を教室形式でお話したり、個人の生活スタイルにあわせて行う個別指導があります。  
7
NST活動件数 68件   NSTとは、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師等の多くの医療従事者が共同して患者さんの栄養管理を行う栄養サポートチーム(Nutrition Support Team)の略称です。栄養サポートチームでは、栄養管理上問題のある患者さんの栄養状態を確認して、栄養障害の有無の評価、適切な栄養管理が実施されているかをチェックして、栄養状態の改善に向けての提言を行っています。  
8
  患者リハビリテーション実施件数
(人数)
87,729件(31,708人)
(うち入院:60,418件(23,396人)、外来:27,311件(8,312人))
  急性期のリハビリテーションの目的は「廃用症候群」(安静状態が長く続くことで起こる心身の機能の低下)を予防・改善することにあります。急性期(病状が不安定な状態から、治療によってある程度安定した状態に至るまでの期間)の患者さんを中心に訓練を行っています。
日常生活動作(ADL)の向上と早期の社会復帰を図るためにも、患者さん・ご家族に最適最良なリハビリテーションの実施に努めてまいります。
また、リハビリテーションを実施することは、患者さんの生活の質の向上につながります。
 
9
転倒・転落率と件数 0.15%
(187件/128,026人)
  入院している患者さんの中には、年齢やお持ちの病気・ケガなどを原因として、転んでしまったり、ベッドから落ちてしまうといった危険が高くなる方がいます。病棟や廊下などの療養環境整備、職員の医療安全研修、患者さんご本人やご家族への予防知識の提供などを通じ、転倒・転落を防いでまいります。  
U 政策医療
10   救急患者数
(うち救急車受入件数)
【救急患者数】
≪入院≫
4,465人(うち救急車2,168人)
1日あたり12.2人
≪外来≫
18,203人(うち救急車4,104人)
1日あたり49.9人
≪三次救急患者数≫
900人
≪三次救急受入れ率≫
93.6%
救急車受入件数:救急患者のうち、来院方法が「救急車」の患者数
三次救急受入れ率=受入れ数/(断り数+受入れ数)
救命救急医療は当院の最重点医療のひとつであり、区西南部(渋谷、目黒、世田谷区)の地域を始め都内全域、伊豆諸島、小笠原諸島からの重症救急にも対応しています。  
11   【島しょ医療】
島しょ入院患者数
屋上ヘリコプター発着回数
島しょからの画像伝送数
入院患者:1,118人
発着回数:44回
島しょからの画像伝送:受付総数1,051件、画像伝送回数112,387枚
画像診断後受入数280件
  伊豆諸島及び小笠原諸島の医療充実のため、島しょ医療の基幹病院として、病床確保や技術的支援等を行っています。その一貫として島しょからの重篤患者のヘリコプター搬送の受入れや画像伝送システムにより島しょの医療機関と連携を行っています。  
12   【心臓疾患】
心臓カテーテル(PCI)の件数
静脈瘤インターベンション
カテーテルアブレーション
ICD植込み件数
大動脈瘤ステントグラフト内挿件数
心臓カテーテル(PCI)の件数:826件
冠動脈形成術:316件
カテーテルアブレーション:350件
ICD植込み件数:35件
大動脈瘤ステントグラフト内挿件数:35件
    心臓病医療では、東京都CCUネットワークの1施設として、24時間体制で患者を受け入れており、重症疾患に対しては、循環器科と心臓血管外科との連携により治療を行うことができるのも当院の特徴です。
 循環器科では、救急医療、虚血性心疾患、心不全、不整脈に重点を置います。また、心臓血管外科では、心臓移植を除くあらゆる心臓血管外科領域の手術に対応するとともに、緊急度の高い大動脈解離や動脈瘤破裂に迅速に対応しています。
 
13   【脳血管疾患】
くも膜下出血手術件数(血管内手術)
脳出血治療件数
くも膜下出血手術件数(うち血管内手術)30件(28件)
脳出血治療件数:52例
  脳血管疾患では、くも膜下出血をはじめとする重症脳卒中に対する治療を中心に脳神経外科、神経内科、救命救急センター、放射線科等と連携した高度な専門医療を行っています。また、脳血管内治療センターを開設し、脳動脈瘤に対する血管内治療も積極的に行っています。  
14   t-PA投与患者数 9例
(うち脳血管疾患4例、心臓疾患5例)
  t-PAは血管内の血のかたまり(血栓といいます)を溶かす薬剤です。血栓による脳梗塞が起きた直後にt-PAで治療をすると症状が良くなることが多いといわれています。  
15   分娩数(うち帝王切開件数及び帝王切開率) 分娩件数:727件
帝王切開:119件
帝王切開率:16.4%
帝王切開率=帝王切開件数/分娩数 母児の安全と医療の質の確保はもとより、産みやすい環境作りを心がけています。分娩形式は、あくまで自然を基本としていますが、小児科医や麻酔医も常駐しているため、夜間の緊急帝王切開等にも対応できる体制を整えています。  
16
紹介・返送・逆紹介患者数(比率) 紹介率:60.1%
返送率:53.9%
逆紹介率:23.8%
紹介率
{(紹介状持参患者数+救急車等搬入患者数)×100}/(自費を除く初診患者数−時間外等受診6歳未満初診患者数)

返送率
(診療情報提供書を紹介元医療機関に対し、発行した枚数×100)/紹介状持参者の数

逆紹介
{(診療情報提供書を紹介元以外の医療機関に対し発行した枚数+非紹介で来院した患者のうち診療情報提供書を発行した枚数)×100}/(自費等を除く初診患者数−時間外、休日等の6歳未満の初診患者数)
紹介率:初診患者さんのうち、診療所や病院などからの紹介で受診する方の割合です。数値が高いほど専門的な病院であるということを表します。

返送率:紹介をきっかけに当院で治療を受けられ、病状も落ち着いた患者さんのうち、紹介元の医療機関にその後の治療をお任せする方の割合です。

逆紹介率:当院を救急などで受診し、症状も落ち着いたが引き続き受診が必要な患者さんを他の医療機関に紹介した方の割合です。
 
V 診療科目の項目
17
疾患構造:大分類
疾患別平均在院日数、年齢階級別、男女別、診療科別、悪性新生物部位別・患者割合・平均年齢
疾病構造大分類別一覧参照      
18
 
代表的手術件数、治療件数 各診療科等のご案内参照      
19   内視鏡検査件数
主な処置件数

【墨東指標】
内視鏡検査件数
(臓器別、治療法別)と偶発症発生率
【検査】
上部消化管(GF):2,260件
下部消化管(CF):1,126件
気管支(BF):140件
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP):163件

【主な処置】
ポリペクトミー及び内視鏡的粘膜切除術(EMR):273件
内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL):28件
内視鏡的硬化療法(EIS):8件
内視鏡的乳頭切開術(EST):34件
緊急止血術:0件
  消化器内科、外科、呼吸器科等により、早期がんやポリープに対する内視鏡的ポリペクトミー・粘膜切除術、その他胃・食堂静脈瘤に対する結紮術や硬化療法、総胆管結石に対する内視鏡的乳頭切開術、消化管出血に対する緊急止血術など多岐にわたり幅広く治療を行っています。  
W 施設自体に関する項目
20
患者満足度 入院患者:88.2%   都立病院では、患者さんの声をお聞きしてよりよい病院づくりの参考とするために、ご退院に際してアンケートをお願いしています。「あなたは全体としてこの病院に満足していますか。」という問いに対し「満足」「ほぼ満足」と回答した割合です。患者さんの声に耳を傾け、サービス向上に努めてまいります。  

※ 共通項目とは、全都立病院共通の臨床指標



2 医療者向け
 


  平成26年度実績 計算式等 備考
T 基本項目
1
クリニカルパス実施状況
(パス数、実施数、実施率)
パス数:145件
実施数:4,803件
実施率:44.9%
実施率=パス適用件数/新入院患者数  
2
褥瘡発生率 件数:171件
発生率:1.18%
有病率:2.11%
褥瘡発生率;院内褥瘡発生数/(調査月の新入院患者数+前月最終日在院患者数)×100(%)

褥瘡有病率;調査日に褥瘡を保有する患者数/調査日の施設入院患者数×100(%)
患者向けは、
1の「褥瘡
発生率」のみ
3
薬剤師による抗がん剤、
IVH等のミキシング数
IVH:384件
抗がん剤:1,288件
   
4
  プレアボイド報告件数 72件    
5
臨床検査に係る
精度管理調査評価評点
99.0点 平成21年度日本医師会臨床検査精度管理調査  
6
  MRSA院内発生率 0.42% 入院48時間以降に新規にMRSAが発生した患者数/年間延入院患者数×100(%)  
7
  器材整備・修理件数 器材整備:1,397件
院内修理:452件
臨床工学技士等が実施した医療機器等の点検・調整や簡易な修理件数  
8
CPC、医療安全研修、
情報セキュリティー研修開催回数
CPC:3回
臨床病理検討会:2回
医療安全研修: 21回
   
9
  血液製剤の適正使用 @FFP/RCC比:0.32
AALB/RCC比:1.23
輸血管理料T取得条件
 @FFP/RCC比 < 0.5
 AALB/RCC比 < 2.0
U 政策医療
10   東京消防庁ホットライン
収容症例数
東京消防庁ホットライン
収容症例数
   
11   神経科(精神科)救急受入数 60件(うち時間外32件) 精神科救急で入院した患者数  
V 診療科目の項目
12   全身麻酔件数 1,894件    
13   内視鏡検査・処理件数 上部消化管(GF):2,260件
下部消化管(CF):1,126件
気管支(BF):140件
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP):163件
   
14   輸血製剤廃棄率 1.94% 平成22年度実績:(全血液製剤廃棄単位数/全血液製剤購入単位数)×100(%)
平成23年度実績以降:(全血液製剤廃棄金額/全血液製剤購入金額)×100(%)
 
W 施設自体に関する項目
15
病床数、施設基準 482床(一般病床452床、精神病床30床)
各種指定状況・施設基準等参照
許可病床  
16
職員数 平成26年度末職員数:669.6人
医師92人
看護454人
医療技術員82.8人
事務38.2人
その他2.6人
   
17
延べ入院・外来 患者数
平均在院日数、病床利用率
入院患者数:128,026人
外来患者数:213,545人
一般病床平均在院日数:11.4日
精神病床平均在院日数:33.1日
一般病床利用率:73.1%
精神病床利用率:81.7%
平均在院日数=入院延患者数/{(新入院患者数+退院患者数)÷2}
病床利用率=入院延患者数×100/実稼動延病床数
 
18
剖検率 5.96% 年間剖検数/年間患者死亡数  
19
研修医1人あたりの指導医数 42/(6+7)=3.23人 指導者講習会を受講済み指導医数(42名)/研修医数(1年目6名、2年目7名)  
20
卒後臨床研修マッチング希望者倍率 34/6
5.7倍
希望者数/定員数  
21
資格認定医師、専門医師数 専門医等一覧参照   平成27年
3月31日現在
22
認定看護師数、専門看護師数 専門医等一覧参照   平成27年
3月31日現在
23
コメディカル部門の認定者・専門者数
(放射線、検査、薬剤、栄養)
専門医等一覧参照   平成27年
3月31日現在
24
看護師の定着率 91.5% 1−常勤看護職員離職率
離職率(離職率計算式は日本看護協会による)
;年度退職者数/年度平均常勤職員数×100
平均常勤職員数=(年度当初の在籍職員数+年度末の在籍職員数)/2
 

※ 共通項目とは、全都立病院共通の臨床指標

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