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都立病院だより 第50号

平成29年3月発行

レシピ本「都立墨東病院の管理栄養士・病院専門調理師が考えた家族みんなで健康ごはん」を出版しました!

レシピ本画像
▲都立墨東病院の管理栄養士・病院専門調理師が考えた家族みんなで健康ごはん

 平成29年3月、病院経営本部から「都立墨東病院の管理栄養士・病院専門調理師が考えた家族みんなで健康ごはん」を出版しました。

 墨東病院栄養科では平成24年度から現在まで、病院の食事から、ご家庭でも簡単に作れるようにアレンジした料理のレシピと栄養バランスの良い料理の組み合せを1枚のリーフレットにして栄養指導室の入口に置き、患者さんにご利用いただいてきました。この度、数あるリーフレットから厳選したレシピを1冊の本にまとめました。
 墨東病院の食事は多くの患者さんから好評をいただいております。「体重が気になる」、「血圧が高くて」という悩みを抱える方々からも、「気づいたら体調がよくなった。」というお声もいただきます。病院食は普段のおかずとしても、健康的で栄養バランスも抜群です。
 ぜひ、低エネルギーで塩分控えめの美味しい食事をご家庭でお試しください。

ページの説明
▲レシピの一例

 本書は、普段の病院食である「毎日の健康ごはん」のほか、行事食の献立から「病院食で、日本全国郷土料理の旅」と「料理で世界の旅~病院食で地球1周~」の3部構成になっています。調理のコツや栄養量を調節する工夫点、さらに、あまり知られていない栄養科の業務もご紹介していますので、併せてお楽しみいただけたら幸いです。
 東京都庁第一本庁舎3階都民情報ルームや各都立病院の売店で販売しておりますので、ぜひ一度、お手に取ってみてください。

 

都立病院だよりが創刊から第50号を迎えました!

 都立病院だよりは、「病院や医療のことは専門的でわかりにくい。」「知りたい情報がなかなか入手できない。」こうした都民・患者の皆様の声にも応えながら、安心と信頼に満ちた都立病院の実現に向けた様々な取組を、わかりやすくお伝えするために、平成16年3月に創刊されました。それから約13年、都民の皆様へ様々な情報発信をおこない、おかげさまで50号となりました。
 最近は、病院経営本部の事業はもちろん、コメディカル部門の紹介や医師のコラムを掲載するなど、より多種多様な情報を提供できるよう心掛けています。
 病院経営本部では、よりよい医療を提供する都立病院を目指し、様々な改革の取組を都立病院だよりを通じて、都民の皆様にわかりやすくご紹介してまいります。
 各都立病院や都庁第一本庁舎24階南側の病院経営本部で配布していますので、どうぞご覧下さい!

表紙
▲都立病院だより
コメディカル部門の紹介
▲連載中の「コメディカル部門の紹介」
医師のコラム
▲医師のコラム


都立病院コメディカル部門のご紹介



  病院では、医師、看護師をはじめ、診療を支援する部門のスタッフが連携して、患者さんの診療・治療が進められています。都立病院で働く主なコメディカルの業務内容をご紹介します。

第八回 臨床工学部門

臨床工学技士

▲(左)ペースメーカー植え込み風景:右側の臨床工学技士がペースメーカーのプログラマー(設定装置)を操作しています

(右)チームカンファレンス


 臨床工学技士は医師の指示を受け生命維持管理装置の操作や、治療の効率性と安全性を確保するため医療機器の保守点検を行っています。医療現場で使われる医療機器は増加し、さらに年々高度・複雑化しており、先端医療を支える医療機器を扱うスペシャリストとして、安全で安心できる医療の提供に欠かせない存在となっています。


臨床工学技士の業務の一例を紹介します。

人工心肺業務
▲人工心肺業務

人工心肺業務

 心臓手術の際、心臓や肺の機能を代行する人工心肺装置の操作をしています。その他、手術で使用する各機器の操作や管理を行っています。



血液浄化業務
▲血液浄化業務

血液浄化業務
 体内に貯まった老廃物などを排泄あるいは代謝する機能が働かなくなった場合に、その機能を代行するために血液透析療法や血漿交換療法などを行います。それらの治療に使用する血液浄化装置の操作や管理を行っています。



医療機器管理業務
▲医療機器管理業務

医療機器管理業務
 医療施設で使用される様々な医療機器を安全に使用できるように、保守・点検を行っています。また、効率的な運用を目指し、一括管理に取り組んでいます。



呼吸治療業務

 呼吸を補助する人工呼吸器のメンテナンスを行います。また、稼動しているときに、装置が安全に使用されているか、異常がないかを確認しています。

 

 都立病院の臨床工学部門ではその他に、手術室業務、集中治療業務、心臓カテーテル業務、高気圧酸素治療業務、ペースメーカー業務などを行っています。
 臨床工学技士は、安全で質の高い医療提供のために、適切な医療機器管理を行い、チーム医療の一員としての役割を担っていきます。


 


季節の変わり目に出やすい頭痛、群発頭痛をご存知ですか?


 季節の変わり目は、何かと身体や心のバランスが乱れ、体調を崩しがちです。
 今回は、季節の変わり目に出やすい頭痛について、神経病院の木田脳神経内科医員からお話をいただきました。

 

神経病院 木田脳神経内科医員

 

 日本の春は、年度の変わり目です。年度末に仕事に追われて寝不足になったり、送別会や歓迎会、さらに花見などで飲酒の機会も増える時期です。  

 

~~~ そんな春に起こりやすい、群発頭痛をご存知ですか? ~~~

 

 群発頭痛…発症頻度は、人口の10%前後の有病率と考えられている片頭痛の100分の1程度と低いため、あまり聞き馴染みのない病名かもしれません。
 「半年から2年に1度の頻度で、特に春先や秋口の季節の変わり目に、涙や鼻づまりを伴う“片目をえぐられるような”激しい頭痛が夜間から早朝に数十分持続すると言う症状が1~2か月連日続く」という特徴があり、20~40歳代の男性に多く、飲酒や不規則な生活などで誘発されやすいと考えられています。
 片頭痛の発作時には、運動により頭痛が悪化するためじっと安静にしている方が多いのですが、群発頭痛の発作時は、激しくのたうちまわったり、歩き回る方が多いとも言われます。一般的な頭痛薬の内服の効果が無い激しい頭痛ですので、誘因となる飲酒やストレスの回避も重要です。また予防薬や発作時の皮下注射などの有効な治療法もありますので、ご心配な方は一度医師にご相談ください。