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都立病院だより 第43号

平成27年6月発行

墨東病院のHCUが6月に開設しました。

HCU入口
HCU入口
HCU病室
HCU病室
HCUナースステーション
HCUナースステーション


 墨東病院では、6月からHCU(ハイケアユニット)を8床開設しました。HCUは、高度集中治療は要しないものの、内科系・外科系を問わず、呼吸、循環その他の急性機能不全患者に対し、全身管理を集中的に行うことで治療効果を期待する部門です。ICUに準じた集中治療を必要とする患者さんや、ICU・救命救急センターにおける集中治療を受けた後、引き続き集中治療を必要とする方などを対象としています。具体的には意識障害や昏睡、急性呼吸不全又は慢性呼吸不全の増悪、急性心疾患、急性薬物中毒などです。

 患者さん4人に対して1人の看護師が配置されており、一般病棟よりも手厚い看護体制で患者ケアを行ってまいります。

おおつかママの会が開催されました。


母乳育児成功のための10か条
病院玄関に掲示している母乳育児成功のための10か条と大塚病院の母乳育児方針

 大塚病院では、平成20年より赤ちゃんにやさしい病院づくり(Baby Friendly Hospital)に取り組んでいます。BFHとはUNICEF/WHOが掲げている「母乳育児成功のための10か条」を実践している病院のことです。「母乳育児成功のための10か条」は主に母乳育児が阻害されないよう条項として示されています。BFHを進めるため、医師・助産師・看護師・薬剤師・栄養士・事務職員がチームを組み活動しています。




 母乳育児成功のための10か条の第10条には「母乳育児を支援するグループづくりを後援し、産科施
設の退院時に母親に紹介しましょう」と示されています。そこで、昨年から「おおつかママの会」を発足し、母乳育児応援サークル活動を行っています。大塚病院でご出産されたお母さまとお子さま、ご家族に参加していただき、育児についての情報交換の場を提供しています。昨年度は3回実施し、今年度は5月23日(土)に4回目を実施しました。当日は真夏を思わせる晴天の中、41組のご家族の参加がありました。パパの参加もあり、活発に育児について情報交換され、活気あふれるサークル活動となりました。

産科医師とお話し中
産科医師とお話し中

 1回目から参加しているご家族もいらして、「他のママさんや病院の方とお話ができてよかったです」「離乳食の話が参考になった」「楽しい時間が過ごせてよかったです。次も楽しみにしています」などたくさんの感想をいただきました。職員も大塚病院で産まれたたくさんの可愛い赤ちゃんやお子さまに会え、感動ひとしきりで楽しい時間を過ごさせていただきました。次回は9月を予定しています。


参加された皆さん
参加された皆さん

?大塚病院ってどんなとこ?


  総合周産期医療センターとして、母体搬送を積極的に受け入れるとともに、M-FICU(母体胎児集中治療管理室)を活用したハイリスク妊娠に対する医療及びNICU(新生児集中治療室)を必要とする新生児への高度な医療を提供しています。

大塚病院外観
大塚病院外観

<主な医療>
 周産期医療、小児医療、
 救急医療、がん医療、
 リウマチ・膠原病医療、
 小児精神医療(外来)、
 障害者(児)医療(合併症及び歯科医療)、
 リハビリテーション医療
<病床数>
 500床



 


都立病院多言語対応の取組


 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を契機として、都立病院では、外国人患者の受入れのための体制整備を進めています。

【英語版リーフレットの作成】

  外国人の患者さんにも、分かりやすく都立病院のことを伝えるために、英語版リーフレットを作成しました。
 このリーフレットでは、都立病院の役割や都立8病院の主な医療、紹介予約制、東京ER、権利章典などについてご紹介しています。
 どなたにも安心・安全な医療をご提供するために、今後も多言語対応に取り組んでいきます。

英語版リーフレット
英語版リーフレット

 


ここに注目!デング熱について


  昨年夏に、約70年ぶりに国内感染患者が発生したデング熱については、今年も注意が必要です。デング熱の症状について、墨東病院の岩渕感染症科医長に伺いました。
 <デング熱の症状>                     墨東病院 岩渕感染症科医長
 蚊に刺されて平均5~8日後、デング熱を発症します。最初は発熱、関節痛、頭痛といった症状が現れます。発熱は1週間程度続き、その後解熱します。デング熱は解熱する時期に重症化することが多いことが知られています。解熱前後の数日は注意が必要な時期です。重症化を疑う症状としては、腹痛、呼吸困難、下血、粘膜出血、意識障害などがあります。解熱後、2~3日で回復期となりますが、回復期には皮膚に真っ赤な発疹が現れることがあります。この発疹は数日で自然に消えていきます。
 デング熱に対する特別な治療法はありません。症状を緩和する治療を中心に行います。発熱、関節痛に対する解熱鎮痛薬や、重症化を疑う場合には点滴などを行います。

 

 戸外にできるときは、以下の点にご注意いただき、蚊に刺されないような工夫を心掛けてください。

■肌の露出をできるだけ避ける。

■虫刺され防止薬を適切に使用する。

 なお、蚊に刺されて発症等の症状がある場合は、医療機関を受診してください。