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都立病院だより 第41号

平成26年12月発行

エボラ出血熱対応訓練を実施しました


エボラ出血熱対応訓練(患者移送・受入訓練)の様子

▲エボラ出血熱対応訓練(患者移送・受入訓練)の様子。専用救急車とウイルスの拡散を防ぐ「アイソレーター」で搬送された患者を受け入れる (墨東病院)


医療救護班(松沢病院)がトリアージ訓練をする様子(桃井原っぱ公園にて)
▲感染症専用入口から専用エレベータで診察室へ搬送(墨東病院)

 平成26年11月11日(火曜日)、都内でエボラ出血熱患者が発生したことを想定し、第一種感染症指定医療機関となっている墨東病院、駒込病院、公社荏原病院の3病院で、福祉保健局・東京消防庁等と連携して対応訓練を実施しました。
 訓練は、リベリアで医療支援活動に従事し、帰国した男性医師が発熱などの症状を訴え保健所に電話連絡があったとして、関係部署への情報連絡訓練から開始されました。

 各病院では、実際にどのように患者を受け入れ、対応していくのか、実践的な訓練を行いました。

 墨東病院では、患者役を感染症外来診察室へ搬送し、診察、採血・検体検査や、一類感染症用病室でのレントゲン撮影や検温、吐物処理、点滴ルートの確保などを実施しました。防護服を着用した医師、看護師、臨床検査技師や放射線技師等スタッフが治療、ケア、検査などを確実に行えるか、汚染区域・準汚染区域・非汚染区域に分けて想定している患者対応の動線について適切に管理できるのか等、確認を行いました。

 


 駒込病院でも同様の訓練が行われ、一類感染症専用検査室で検査を行うとともに、病室では、ベッドから立ち上がった患者役が床に嘔吐し、看護師が吐物処理を行いました。疑似吐物に蛍光ローションを混ぜて作成し、訓練終了後には、拭き取りが十分に行われたかをブラックライトで確認しました。
 また、両病院では防護服の脱衣訓練も実施し、職員が相互確認するなど、二次感染の防止に取り組みました。
 今回の訓練を踏まえて課題を検証し、万が一に備え、万全の受入体制を整えていきます。

一類感染症用病室での訓練の様子(墨東病院)
▲一類感染症用病室での訓練の様子(墨東病院)
吐物処理の様子(駒込病院)
▲吐物処理の様子(駒込病院)
防護服着脱訓練の様子(駒込病院)
▲防護服着脱訓練の様子(駒込病院)


 



サービスアップ step up患者サービス向上の取組 ~サービスアップ推進月間を実施しました~

 毎年10月をサービスアップ推進月間として定め、各病院において行動テーマや重点項目を設定し、サービス向上の取組を実践しています。今回はその中で実施された2病院の取組を紹介します。

多摩総合医療センター
▲多摩総合医療センター

【◆多摩総合医療センター】

 『多摩地域で選ばれる心地よい病院づくり』をテーマに取り組みました。10月2日(木)には、患者さん・ご家族等を対象とした東京都交響楽団の演奏による院内コンサートを開催しました。院内コンサートでは、クラシックやディズニーメドレーなどがフルートで演奏され、集まった約200人は素晴らしい音色を楽しみました。
また、院内掲示物や案内表示等を点検し、患者さんが安心して利用できるよう院内環境の向上を図りました。


小児総合医療センター
▲小児総合医療センター

【◆小児総合医療センター】

 『患者さんのことを考えた応対、病院環境づくり』をテーマに、接遇の向上に努めました。模擬患者を入れた研修の実施のほか、10月7日(火)には、「子供たちが笑い癒される環境づくり」を進めるため、クリニクラウン( 臨床道化師)訪問を実施しました。

▶ クリニクラウン訪問。

病棟にピエロが来てマジックなどの遊びや会話をして、子供たちは大喜びでした。

 



【都立病院コメディカル部門のご紹介】

 病院では、医師、看護師だけでなく、診療を支援する部門のスタッフが連携して、患者さんの診療・治療が進められています。今月号から、都立病院で働く主なコメディカルの業務内容をご紹介します。

第一回 医療福祉相談部門

大塚病院での医療相談の様子
▲大塚病院での医療相談の様子。大塚病院は総合周産期医療センターに指定され、妊婦や新生児に関する相談が多くなっています。必要に応じ、区や児童相談所など関係機関と連携しながら丁寧な検討を行います。

  医療福祉相談部門は、患者さんやそのご家族の、病気やけがに伴って生じた問題のご相談を受ける窓口として、各都立病院に設置されています。
 医療費や福祉制度、退院後の社会復帰に関することなど専門のソーシャルワーカー(SW)がお話を伺い、患者さんと一緒に解決方法を考えています。
 相談内容は、長期療養の病院などへの転院相談や医療費の支払いなどの経済的問題、介護保険や身体障害者手帳等の福祉制度利用支援、職場・学校への復帰支援など、多岐にわたります。また、地域関係機関からの相談にも応じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院ごとに、制度を説明するリーフレットを作成しています。相談窓口ではいろいろな情報を提供しています。
▲病院ごとに、制度を説明するリーフレットを作成しています。相談窓口ではいろいろな情報を提供しています。

 相談内容によって、医師、看護師、リハビリ訓練士など病院内のスタッフや、地域関係機関など院内外の連携を図って調整しています。
 SWは、患者さんが安心して治療に専念でき、療養生活が送れるように、心がけています。



 


都立病院多言語対応の取組

 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を契機として、都立病院では、外国人患者の受入れのための体制整備を進めています。

【都立病院職員のための語学研修】

  外国人患者さんが都立病院に安心して受診していただけるよう、今年度から広尾病院・墨東病院・多摩総合医療センターの3病院で先行して、院内の語学リーダーを養成するための語学研修を開始しました。

 この研修では、外来や病棟で患者さんから症状をお聞きする際に、例えばどこがどのように痛むのか的確に把握するための会話方法や、宗教上の制約、アレルギーの有無の確認、お薬の飲み方、入院のご案内など、病院内での様々な場面を想定しながら、外国人講師から医療系英会話を学んでいます。

 

語学研修の様子
▲語学研修の様子
語学研修の様子


 来年度は全都立病院で語学研修を実施する予定です。
 どなたにも安心・安全な医療をご提供するための人材育成に引き続き取り組みます。

都立病院栄養科

手軽にできるクリスマスメニューローストチキン~ラタトューユソース~

ローストチキンを組み合わせたクリスマスメニュー
▼ローストチキンを組み合わせたクリスマスメニューの一例

 12月に入り、今年も終わりが近づきました。この時期になるとクリスマス、年末年始と皆で集まってお食事をする機会が多くなりますね。そういう特別な日にもぴったりで手軽に作れるメニューを紹介します。
 いつものローストチキンもソースをちょっと工夫すると食卓の印象も華やかにすることができます。このラタトューユソースは、赤いソースで彩りがよく、1品で野菜を100gとることができます。ご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。



【材料:二人分】
鶏もも肉(皮つき)90g×2枚、塩0.8g、こしょう少々、白ワイン6g(小さじ1)、サラダ油2g(小さじ1/2)

なす(さいの目切1㎝角)40g(小1本)、赤パプリカ(さいの目切1㎝角)20g(小1/4個)、黄パプリカ(さいの目切1㎝角) 20g(小1/4個)、ズッキーニ(さいの目切1㎝角)30g、たまねぎ(さいの目切1㎝角)30g、にんにく(みじん)1/2片、オリーブ油6g(小さじ1と1/2)、トマト(さいの目切り1㎝角)80g(1/2個)

A(調味料)顆粒コンソメ3g、塩0.3g、ローリエ1枚

 

【作り方】

①鶏肉に塩こしょうをふり、白ワインをふりかけ30分程おく。
②それぞれの野菜を1㎝角のさいの目にきる。
③鍋にオリーブ油を入れ、にんにくを炒め、香りがたってきたら、野菜を加え炒める。
④炒めた野菜に、Aの調味料、トマトを加えて、全体が軟らかくなるまで煮る。
⑤フライパンにサラダ油をしき、鶏肉を皮目から焼く。焼き色がついたら裏返し、ふたをして中までよく加熱する。
⑥焼きあがった鶏肉を食べやすい大きさにカットし、皿に盛り付け、ラタトューユソースをかける。

<栄養量:一人分> エネルギー 245kcal 、たんぱく質15.8g、食塩1.5g