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都立病院だより 第39号

平成26年6月発行

墨東病院 新棟が完成しました

▲完成した墨東病院新棟

 墨東病院が担っている感染症医療、救急医療などの医療機能強化を図るため、新棟建築工事を進めてきました。平成26年4月、新棟が完成し、5月31日(土)、開棟式を実施しました。新棟は、8月から運営を開始する予定です。次頁では、墨東病院で強化する医療機能についてご説明いたします。

▲都立墨東病院

都立墨東病院

 三次救急医療を含む「東京ER・墨東」や、周産期医療など複数のセンター的医療機能を担い、区東部保健医療圏を中心とする区部を対象に期間的な医療期間としての役割を果たしています。

 また、重点医療としては、感染症医療、がん医療を始めとする医療を提供していきます。





墨東病院の医療機能を強化します

新棟の開設に伴い、次のような医療機能の強化を図ります。

 

1 高度・専門的な感染症医療

▲陰圧系

 これまでも、第一種感染症指定医療機関として、マラリア等輸入感染症の治療では、国内トップクラスの実績を有しています。新型インフルエンザ等にも対応する感染症科外来やエボラ出血熱・SARS等の患者を受け入れる感染症病床を備え、都民の安全・安心を支えていきます。



 

 

 

 

 

 

▲陰圧制御した第一種感染症病室

○新型インフルエンザにも対応する感染症患者専用の「感染症科外来」を設置します

○エボラ出血熱やSARS等の患者を受け入れるため、第一種感染症病床2床、第二種感染症病床8床を再整備するほか、新型インフルエンザ等に対応するため、陰圧制御した感染症緊急対応病床30床の整備を行い、感染症対策を更に拡充します。



▲陰圧制御した第一種感染症病室

○この整備により、独立した病棟で新型インフルエンザ等の海外発生期・国内発生期・都内発生期といった段階に応じた受入れが可能になります。


 


2 救急医療~東京ER・墨東~

▲救命救急特定集中治療病室12床を整備

 区東部保健医療圏(墨田区、江東区、江戸川区)における唯一の救命救急センターとして、より質の高い治療と手厚い看護を提供する体制を整え、患者の社会復帰を支援していきます。

▲東京ER・墨東




▲CT検査と血管撮影が同室で行える「IVR-CTシステム」

○救命救急センターは、「救命救急特定集中治療病床」を増設し、重篤な救急患者を集中的に治療します。

○CT検査と血管撮影が同室で行える「IVR-CTシステム」を備えた救命撮影室(初療室)や「高気圧酸素治療室」の新設、さらに、既存棟の改修(平成27年度完了予定)に合わせて脳卒中ケアユニット(SCU)6床、ハイケアユニット(HCU)※20床を新設するとともに、心疾患ケアユニット(CCU)を6床に増設し、重篤な救急患者の治療効果を高めます。また、入院直後から急性期リハビリテーションを実施し、患者の早期回復を目指していきます。

 

 

 


 


 

 

 

※ハイケアユニット:重症度の高い患者に対する集中的な治療を行う、一般病棟よりも手厚い体制の治療室

3 総合診療基盤の強化など


▲高気圧酸素治療器

 高気圧酸素治療は大気圧よりも高い気圧環境の中で、高濃度の酸素を吸入させることで血液循環を促進させ治療を行うものです。主な適応疾患には、一酸化炭素中毒をはじめ、脳血管障害、心筋梗塞などがあります。

 今後、「術前サポートセンター」の拡充や、「日帰り手術室」の整備を進めるなど、高度化・多様化などの将来的な医療ニーズに対応できる総合診療基盤を整備し、地域の医療を支えていきます。
このほか、非常用発電機の増設や給水ルートの二重化など、災害対応力を強化します。
 8月の運営開始に向けた移転を進めるとともに、既存棟の改修工事を進め、CCU・HCU・SCUについては、平成27年度中に完了する予定です。

▲多言語対応案内表示

 英語、中国語、韓国語の案内表示など、治療環境の整備にも取り組みます。

 


 

サービスアップ step up患者サービス向上の取組
~看護の日のイベントを開催しました~

毎年、5月12日の「看護の日」(フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定されています)に合わせ、各都立病院では、5月中旬に、患者さんやそのご家族、近隣の住民の方を対象にイベントを開催しています。今年は、「看護は元気をリレーする」がテーマで、大塚病院と神経病院の取組を紹介します。

 

大塚病院(5月14日(水)開催)

▲AED説明コーナー

 握力、体脂肪、血圧や血糖などの測定コーナーをはじめ、手洗い体験、薬剤・栄養等各種相談コーナーや、リハビリ用具・AEDの展示と使い方の説明(写真右)など20の取組を行いました。
 糖尿病看護認定看護師による相談コーナー(写真下)など、多くの方に参加していただき、「自宅で介護をしているので助言をもらえて良かった」などの声も寄せられました。

▲相談コーナー

 


神経病院(5月12日(月)開催)

▲展示コーナー

 在宅療養展示コーナーでは、いろいろな種類の介護用品や車いすクッション、歩行器等などを展示したり、リハビリコーナーではコミュニケーションツールの紹介をしました。

▲試飲・試食コーナー



 また、栄養補助剤各種やお茶ゼリーの試飲・試食コーナー(写真上)では、好みの味を試していただき、好評でした。

都立病院栄養科

梅雨時を乗り越えて元気に夏を迎えましょううなぎを三種の食べ方で堪能する一品「ひつまぶし」

ひつまぶし

梅雨が明ければ、今年も暑い夏がやってきそうです。この時季には「精のつくもの」を食べて栄養をとり、夏を元気に過ごしたいものです。「うなぎ」は、栄養のある食品として万葉集にのるほど古くから有名だったようです。
 近年は、うなぎが獲れず希少価値となっていますが、間もなくやってくる土用の丑の日には「うなぎ」が食べたくなるのではないでしょうか。家庭でも、少量のうなぎを手軽に美味しく食べられる料理「ひつまぶし」をご紹介します。




ひつまぶし

<材料>2名分

米160g(1合)、ほうじ茶抽出液200g(カップ1)、うなぎ蒲焼40g(1/3串)、
{しょうゆ12g(小さじ2)、砂糖8g(小さじ2杯半)、清酒6g(小さじ1)、みりん10g(小さじ1杯半)}
※みりんと酒を煮詰め、砂糖としょうゆを合わせて煮詰める。
{卵50g(1個)、塩0.4g(ひとつまみ)、サラダ油3g(小さじ1)}
※錦糸卵:薄焼き卵を焼き、細い線切りにする。
糸みつば10g、薬味(きざみのり少々、練りわさび少々)、
すまし汁:普段ご家庭で作っているすまし汁を利用してください。
(例)だし汁260g(カップ1.1/4)、塩1.5g(小さじ1/4)、醤油3g(小さじ1/2)、細ねぎ6g、麩2g

<作り方>

  1. 米は、お好みで水の代わりにほうじ茶で香ばしく炊きあげる。
  2. 市販のうなぎのかば焼きを浅いフライパンなどで加熱 し、5㎜幅程度に切る。
  3. 茶飯に蒲焼のタレをかけて、錦糸卵をちらし、うなぎと茹でみつばを盛り付ける。薬味はお好みで添える。
  4. すまし汁を作り、うなぎにかけて食べる「だし」として代用しましょう。

*「ひつまぶし」の楽しい食べ方

  1. まず、ご飯とうなぎを一口食べる。
  2. 次に、薬味とわさびをお好みでまぶして2口ほど食べる。
  3. 最後に、だし(すまし汁)をかけてお茶漬け風にして食べる。

※栄養量(1人分)エネルギー456kcal、たんぱく質15.7 g、食塩相当量 2.5 g