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都立病院だより 第29号

平成24年1月発行

都立病院の災害医療の取組

医師による傷病者の診察の様子
医師による傷病者の診察の様子

都立病院は、1 0月2 9日( 土)、都立小金井公園で実施された東京都総合防災訓練に参加しました。東日本大震災後の大規模訓練とあって、職員一人ひとりが真剣な表情で訓練に取り組みました。

~東京都総合防災訓練に参加しました~

都立病院は、平成23年10月29日(土)、東京都・小平市・西東京市・武蔵野市・小金井市合同総合防災訓練に参加しました。

医療救護班の活動
医療救護班の活動
傷病者搬送の様子
傷病者搬送の様子

今回の訓練は、午前8時ごろ、多摩直下を震源とする強い地震が発生し、多摩地区の広い範囲で震度6弱以上を記録、負傷者の数は時間の経過とともに増え続け、各市内の医療機関には多数の被災者が押し寄せているという想定で実施されました。

都立病院からは、墨東病院、多摩総合医療センター及び小児総合医療センターの医師、看護師等10名が医療救護班として、傷病者に対するトリアージ及び応急処置を行ったほか、本部職員8名が担架班として傷病者の搬送を行いました。
当日は、東日本大震災の教訓を踏まえ、被災現場における臨機応変な判断力や対応力を向上させるために、参加者に事前にシナリオを知らせず実施するなど、より実践的な訓練となりました。

都立病院は、災害拠点病院に指定されるなど、東京都の災害時の医療提供体制のなかで、重要な役割を担っています。引き続き、研修や訓練など災害に備えた取組を実施していきます。


都立墨東病院は「開設50周年」「東京ER・墨東開設10周年」を迎えました

墨東病院外観
墨東病院外観

都立墨東病院は、昭和36年4月に旧本所病院と旧墨田病院とを統合し、区東部における唯一の公的医療機関として開設され、開設50周年を迎えました。また、平成13年11月には都立病院初となる「東京ER・墨東」をオープンし、「365日24時間の安心を目指す医療」「患者中心の医療」を実現するという「東京発医療改革」の先駆的事業に取り組みました。
これまで、救急病棟の増築、精神科救急事業の開始、救命救急センターの開設、総合周産期母子医療センターの開設など、さまざまな医療課題に取り組み、区東部保健医療圏を中心とする区部において基幹的な医療機関としての役割を果たすべく奮闘しています。
現在、病院経営本部では、墨東病院の施設整備事業を進めており、平成26年度末を目途に、「感染症医療機能」「救急対応」「総合診療基盤」の強化を図っていきます。

新型インフルエンザ対策訓練を実施しました

重症患者の搬送
重症患者の搬送

東京都は、平成23年10月12日(水)、強毒性の新型インフルエンザ(パンデミック期)を想定した対策訓練を実施し、その一環として、都立広尾病院で診療訓練を実施しました。新型インフルエンザ流行期には病院職員にも欠勤者が出ると予想されますが、そのような中で、大勢のインフルエンザ患者に対応することが求められます。
当日は、他の職場から派遣された応援職員とともに、新型インフルエンザ症状の模擬患者の受付、診察、検査、処方、会計事務を行いました。引き続き、研修や訓練を通じて、新型インフルエンザ発生時に備えていきます。

被災地支援の取組 ~続報~

本紙第27号(平成23年6月発行)でお伝えしたとおり、都立病院及び(財)東京都保健医療公社の各病院では東日本大震災の被災地支援活動に取り組んできました。現在も、被災者の精神的ケアを行うため、医師や看護師などからなる「東京都こころのケアチーム」の一員として、岩手県陸前高田市で継続して支援活動を行っています。
都立及び公社合わせて6病院から延べ203人を派遣しました。(平成24年1月11日現在)