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都立病院だより 第25号

平成23年1月発行

ボランティア活動

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ボランティア02
 
ボランティア03
 
ボランティア04
 

上の写真は、都立病院でご協力をいただいているボランティア活動の様子です。都立病院では、外来患者さんへの診療案内や入院患者さんへの巡回図書サービス、また、癒しのひと時を提供する院内コンサートや療養の一環としてのレクリエーション活動などに、ボランティアの皆様のご協力をいただいております。
現在、ボランティアは、病院経営本部に登録し、病院要請により活動を行っていただくものと、各病院に直接申し込みをし、活動するものと2 つの方法を採っています(病院によっては募集を行っていないところもあります。)。
詳しくは、病院経営本部ホームページの「ボランティア募集」をご参照ください。(http://www.byouin.metro.tokyo.jp/)


~都立久留米特別支援学校府中分教室を紹介します~

入院中の子供たちが学ぶ院内学級

吉岡副校
 

昨年3月に開院した都立小児総合医療センターには、長期の入院を余儀なくされる子供たちへの教育の機会を確保するため、義務教育年齢の児童・生徒を対象とした院内学級―都立久留米特別支援学校府中分教室―が設置されています。


今回は、吉岡副校長に、府中分教室についてお話を伺いました。


―小児総合医療センターは、現在約500 床で運用されています。分教室に通う子供たちも多いのではないですか。

吉岡副校長 府中分教室には、主としてこころの専門診療部に入院中の子供を対象にした「ひだまり教室」と、からだの専門診療部を対象とした「わかば教室」とがあります。現在のところ、教員の数は50 名で、1か月当たり平均すると、小学部・中学部合わせて、ひだまり教室には30 名、わかば教室には20 名が在籍しています。病院のセンター化により、今後、多様な児童・生徒が増加すると小児総合医療センター側からも言われていますので、分教室の教育が大いに期待されていることを感じています。

―「院内学級」というと、ベッドサイドに先生が来て教えてくださる、というイメージがありますが。

吉岡副校長 わかば教室では、約8割がそれぞれの病室のベッドサイドで授業を行っていますが、ひだまり教室では、病棟から教室に通って勉強しています。

―普通教室や音楽室はもちろん、グラウンドやプールもあるんですよね。

吉岡副校長 カリキュラムは、ひだまり教室とわかば教室で若干異なりますが、他の特別支援学校と同様なものになっています。ですから、校外学習や遠足、文化祭、運動会などの行事もありますよ。
ただし、子供たちの病状にあわせて、個別のカリキュラムを組むケースもあります。

―子供たちの状態はそれぞれ違いますから、先生方の対応もそれにあわせていくわけですね。

吉岡副校長 そうですね。その日の状態によって、その都度、授業内容を変える必要もあるわけで、そういうところに苦労しています。

―入院中、分教室に通うためには、転校という形を取っていますが、最終的には、退院、元の学校に戻る、ということが目標になるわけですね。

吉岡副校長 退院して元の学校に戻る際には、分教室と病院と前籍校等とが連携を図って、スムーズな復学を目指しています。

ひだまり教室とわかば教室では、在籍する子供たちの状態が全く異なり、それに伴って教える内容・子供たちへの接し方も変わってくるため、1つの分教室として運営する難しさがある、とおっしゃっていた吉岡副校長の言葉が印象的でした。

なお、府中分教室は、東京都立久留米特別支援学校ホームページの「学校紹介」でも紹介しておりますので、参考にしてください。(http://www.Kurume-sh.metro.tokyo.jp/)

院内学級01
 
院内学級02
 
院内学級03
 

都立病院トピックス

がん地域連携クリティカルパスの取組みについて
~東京都医療連携手帳の試行を始めています~

東京都医療連携手帳01
 
東京都医療連携手帳02
 

東京都では、がん診療連携拠点病院(16ヶ所)、東京都認定がん診療病院(16ヶ所)、国立がんセンター中央病院及び東京都医師会が協力し、都内医療機関が共通に使用できる5大がん(肺がん・胃がん・肝がん・大腸がん・乳がん)及びその他のがんの地域連携クリティカルパス「東京都医療連携手帳」の整備にむけた検討を行っており、現在、試行版を運用中です。
医療連携手帳は、①患者さんの病状、治療内容等の診療情報、②今後5年間の診療予定表、③診療予定表に基づく受診日の診療記録 などが記載できるようになっており、手術などの治療を行った病院とかかりつけ医が情報共有しやすくしています。現在、上記の33 病院で治療を行った患者さんで、主治医が認め、患者さん自身が納得されている方に、医療連携を開始する際に、お配りしています。
退院後、かかりつけ医及び治療を行った病院での診察や定期的な検査ごとに、患者さん、病院それぞれが医療連携手帳に記載していくことで、治療に役立てていきます。引き続き検討を加え、本年9月を目途に、正式版を作成していく予定です。

東京医師アカデミーの取組みが「東京スピリット賞」受賞!

第15 回東京スピリット賞
 

東京スピリット賞は、東京都が民間からの寄付を受けて平成13 年に創設されたもので、功績をあげた事業や他の模範となる行為について、知事の指名により決定されます。
このたび、「東京医師アカデミー」が第15 回東京スピリット賞を受賞し、昨年11 月30日に表彰式が行われました。
東京医師アカデミーは、昨今の医師不足解消を目的として、東京都が全国に先駆けて創設した新しい専門医養成制度であり、今回の受賞にあたっては、「首都東京から新しい専門臨床研修システムを発信するとともに、都の先進的な医療を担う人材の育成・確保に貢献した」点が評価されました。
引き続き、病院経営本部では、東京医師アカデミーを通じ、質の高い専門医を養成し、医師確保と医療水準の向上に努めてまいります。


東京都子供の心診療支援拠点病院事業について

子供の心診療支援拠点病院事業とは、虐待、発達障害、ひきこもりなどの様々な子供の心の問題に対応するため、地域の関係機関における連携体制を構築し、児童精神保健・福祉の向上に資することを目的に、拠点病院を整備して実施する事業です。東京都においては、東京都福祉保健局から都立小児総合医療センターが受託して事業を実施しています。
本事業では、医療機関等関係者向けの研修のほか、都民向けのシンポジウムを開催しており、本年度は下記のとおり実施します。関心のある方のご参加をお待ちしています。

子供の心を考える都民フォーラム

日時:平成23年2月27日(日) 13時30分~16時30分

場所:東京国際フォーラム・ホールB7 (千代田区丸の内3-5-1)

テーマ:「現代の子供が抱える心の問題~発達障害と青年期~」

申込期限:平成23年2月10日(木)

問合せ先:小児総合医療センター 子ども・家族支援部門 板垣・黒澤


※申込み等詳細は、東京都子供の心の事業診療支援拠点病院事業ホームページ(http://kodomo-no-kokoro.jp/)をご覧ください。