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都立病院だより 第20号

平成21年10月発行

東京都・世田谷区・調布市
合同総合防災訓練に参加しました

都立病院は、東京都における災害時の医療提供体制の中で災害拠点病院に指定されるなど、重要な役割を担っています。その役割を果たすために必要な訓練・研修等を実施していますが、この度8月30日(日)に開催された東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練に参加しましたので、その訓練概要をご報告します。

東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練
東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練

8月30日(日)、東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練が開催され、病院経営本部もこれに参加しました。表紙の写真は、医療救護訓練にあたる医師と看護師です。
今後も引き続き、研修・訓練の充実や施設・備蓄品の整備等を進め、災害発生時にはその役割をしっかりと果たすよう努めていきます。


平成21年度東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練概要

訓練目的

東京都と世田谷区及び調布市が合同で防災訓練を実施し、震災時の当該地域における自主防災能力及び隣接する自治体の相互連携を充実させ、地域一体としての防災力を向上させるとともに、これを支援する東京都及び各防災関係機関の連携強化による災害対応力の向上を目的とする。

訓練のテーマ

発災時における「連携」の強化と「地域防災力」の向上

訓練想定

午前7時頃、多摩東部を震源とする強い地震が発生し、区部西部・多摩東部の広い範囲で震度6弱以上を記録した。
特に震源に近い世田谷区及び調布市では、住宅・商業施設等の大きな被害、道路や鉄道などの交通網の寸断、電気・水道・ガス・通信等のライフラインの遮断等が発生し、今後の消火活動、救出救助活動などへの影響が懸念される状況となった。

医療救護班による医療処置
医療救護班による医療処置
担架班の訓練風景
担架班の訓練風景

雨模様の中、医師会、他医療機関、警視庁、消防庁、そして地元住民等、約14,000人が本訓練に参加しました。
病院経営本部では、駒込病院から3名、府中病院から6名、松沢病院から3名が医療救護班としてトリアージ(※)処置や医療処置の訓練に参加したほか、本部職員16名が担架班として患者搬送訓練に参加しました。


※トリアージとは・・・
災害発生時等多数の傷病者が同時に発生した場合に、傷病者の緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送を行うための優先順位を決定することをいい、最善の救命効果を得るために行われます。

トリアージ風景
トリアージ風景

「トリアージタッグ」という札を用いて、トリアージを行っています。
傷病者の状態に応じて、「黒(死亡、もしくは救命不可能なもの)」「赤(生命にかかわる重篤な状態で一刻も早い処置が必要なもの)」「黄(今すぐに生命にかかわる重篤な状態ではないが、早期に処置が必要なもの)」「緑(救急での搬送の必要がない軽症なもの)」の4類型に分類します。
トリアージタッグの先端の色が傷病者の該当分類となるよう、それ以外の色の部分を切り取ったタッグを傷病者の手首等に取り付けます。


都立病院では引き続き、独自の訓練・研修等も行うとともに、災害時の活動を円滑に実施できるよう関係機関との連携強化を進め、災害対応力の向上を図っていきます。


都立松沢病院が創立130周年を迎えます

昭和30年代の松沢病院
昭和30年代の松沢病院
現在の松沢病院
現在の松沢病院

都立松沢病院の前身である「東京府癲狂院(テンキョウイン)」が1879 年( 明治12 年) に上野公園内に開設されて130 年が経ちました。また、今年は現在の所在地である世田谷区に移転し、「東京府立松沢病院」と改称してから90 年という節目の年でもあります。

松沢病院は、これまで、東京都における精神科医療の拠点として医療サービスを提供するとともに、日本の精神医学の発展に努めてきました。その歩みとこれからの姿をご覧いただくため、創立記念日である11 月7日に記念事業を開催します。

  • 開催日時
    平成21年11月7日(土)10:00~16:30
  • 開催場所
    都立松沢病院 体育館及びリハビリ棟
  • 開催概要
    病院関係者やゲストによる講演、トーク、コンサート等のほか、過去資料の展示や薬物相談、幻聴幻覚体験コーナー等も用意しています。詳しくは松沢病院ホームページをご覧ください。
    (松沢病院ホームページURL http://www.byouin.metro.tokyo.jp/matsuzawa/)

どなたでも入場できます(入場無料)。職員一同お待ちしています。
●問い合わせ先:都立松沢病院事務局庶務課 電話03-3303-7211(代)


大塚病院 児童精神科外来開設

大塚病院児童精神科外来
 

都立梅ケ丘病院が、府中市の「都立小児総合医療センター(平成22年3月開設予定)」に移転・統合された後においても、引き続き区部における小児精神医療の外来機能を確保し、都における小児精神医療の充実を図っていくため、平成21年10月1日、都立大塚病院に、新たに児童精神科外来を開設しました。
大塚病院児童精神科外来では、小児総合医療センターと連携体制を構築し、専門性の高いスタッフによるチーム医療の推進を図ります。
この度、児童精神科外来についてのパンフレットを作成するとともに、大塚病院ホームページ内に、当科についての新規ページを設けましたのでご覧ください。

■大塚病院ホームページ http://www.byouin.metro.tokyo.jp/ohtsuka/