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都立病院だより 第16号

平成20年9月発行

東京都・中央区・江東区合同防災訓練

東京都・中央区・江東区合同防災訓練
 

8月31日(日)、東京都・中央区・江東区合同総合防災訓練が開催され、病院経営本部もこれに参加いたしました。表紙の写真は、晴海会場における医療救護訓練の様子です。
都立病院では、本訓練以外にも、独自の研修・訓練及び関係機関との連携推進等、日頃より災害に備えた取組を行っております。


特集 都立病院の災害時における役割及び防災訓練

平成20年2月8日付けで、都立駒込病院が都道府県がん診療連携拠点病院に指定されました。東京都では都立駒込病院と財団法人癌研究会有明病院の2施設が指定されています。都道府県がん診療連携拠点病院に求められる役割をご紹介します。

1 都立病院の役割と備え

東京都の災害時の医療提供体制の中で、都立病院は災害拠点病院に指定されるなど、重要な役割を担っています。災害対策基本法に基づき東京都防災会議が策定した地域防災計画により、医療救護活動ヘ参画することのほか、広尾病院を「救急・災害医療センター」として整備するとともに、都立病院における医療危機管理ネットワークの構築に取り組んでいます。
都立病院のうち広尾病院、墨東病院、府中病院の3病院には災害派遣医療チーム「東京DMAT」を配備し、他の都立病院においても、災害用マニュアルの作成、医療資器材の整備、訓練の実施など、病院の医療機能に応じた取組を進めています。

2 平成20年度東京都・中央区・江東区合同防災訓練への参加

都立病院は、病院独自の訓練のほか、平成20年8月31日(日)に開催された東京都・中央区・江東区合同防災訓練にも参加しております。都立病院が参加した訓練(①医療救護班活動訓練②東京DMAT活動訓練)の様子をご紹介いたします。

平成20年度東京都・中央区・江東区合同防災訓練概要
 

① 医療救護班活動訓練
医療救護班活動訓練(晴海会場)
医療救護班活動訓練(晴海会場)
海上保安庁巡視船「いず」ヘの負傷者搬送
海上保安庁巡視船「いず」ヘの負傷者搬送

広尾病院、大塚病院、墨東病院、府中病院から1班ずつ計4班と、担架班が参加しました。多数の傷病者にトリアージを行い、重症者を後方医療施設に搬送する訓練を実施しました。

② 東京DMAT活動訓練
東京消防庁の特殊救急車(スーパーアンビュランス)内で救命処置をする広尾病院DMAT隊(銀座会場)
東京消防庁の特殊救急車(スーパーアンビュランス)内で救命処置をする広尾病院DMAT隊(銀座会場)
重症患者を搬送する墨東病院DMAT隊(墨東病院ヘリポート)
重症患者を搬送する墨東病院DMAT隊(墨東病院ヘリポート)

銀座会場では広尾病院1班が参加し、銀座通りの高層ビルから救助された負傷者に対する応急処置訓練を実施しました。
木場公園会場では墨東病院1班が参加し、公園内ヘリポートからヘリコプターによる重症患者の後方医療施設(今回は墨東病院)ヘの搬送訓練を実施しました。


【用語解説】

卜リアージ

災害時等において、限られた医療資源(医療スタッフ、医薬品等)を最大限に活用して最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること

東京DMAT

東京消防庁の救出救助部隊と連携し、災害発生直後から概ね48時間後までの間、災害発生現場等、医療の空白地帯において、多数傷病者等の救命処置等を実施する災害派遣医療チーム

災害拠点病院

災害による重篤患者の救命医療等の高度の診療機能を有し、被災地からの患者の受入れ、広域医療搬送に係る対応等を行う。区市町村が実施する災害応急活動を応援補完するため、災害時に「医療救護班」を編成し、派遣する体制を整えている。


平成22年3月 新病院がオープンします!!

パンフレット
 

府中市武蔵台に位置する多摩メディカルキャンパス内に、「多摩総合医療センター(仮称)」及び「小児総合医療センター(仮称)」を一体的に整備し、平成22年度3月にオープンします。両病院が密接に連携しつつ、周産期医療体制の充実強化やキャリーオーバー(移行期)医療等、高度・専門医療機能のより一層の向上を目指します。新病院についてのパンフレットを作成するとともに、ホームページも開設しましたのでご覧ください。(http://www.byouin.metro.tokyo.jp/shouni/tama-shouni-top.html)