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都立病院だより 第11号

平成19年6月発行

東京発 医療改革

医療情報室(大塚病院)
医療情報室(大塚病院)

大塚病院では、病院利用者にさまざまな医療情報を提供する場として、4月から「医療情報室」を1階正面玄関横に設置しました。
室内にはリーフレット・パンフレット・医療情報誌等のほかに、2台のパソコンを設け、インターネット検索(有料)ができます。
今後は更に質・量を充実させ、役に立つ医療情報を提供していきます。
利用時間:午前8時~午後8時(毎日)


特集:クリニカルパス

「クリニカルパス」という言葉をご存知でしょうか?一言で言うと入院患者さんの『診療スケジュール表』です。都立病院では、「開かれた医療」「安心できる医療」「無駄のない医療」の実現を目指して積極的にクリニカルパスを活用しています。今回はその取組についてご紹介します。

クリニカルパスとは?

クリニカルパス(以下「パス」という。)は、入院中の検査、処置、食事、リハビリ、服薬といった標準的なスケジュールを時系列に沿って一覧にまとめたものです。その中には説明や目標も記載 されているので、患者さんがご自分の治療内容や注意点を一目で把握することができます。

※標準的な診療内容のスケジュール表ですので、症状や処置方法によっては適応基準に該当せず、パスを作成できない場合もあります。

パスの利用は増えています!

都立病院では一部の病院で平成9年度から取組を開始し、平成13年度からは各病院が積極的に作成するようになりました。その結果、平成12年12月時点で277件であったものが、平成18年度末では758件となり、積極的な取組の成果が現れています。

病院別パス数及び適用患者数 (18年度末現在)
病院名パス数適用患者累計
広尾病院812,725
大塚病院802,893
駒込病院552,301
豊島病院1092,415
墨東病院1536,322
神経病院451,442
清瀬小児病院221,180
八王子小児病院7413
松沢病院411,753
梅ヶ丘病院483

メリットは?

インフォームドコンセントの充実

診療についての先の見通しが立つことで安心感が得られ、スケジュールに沿って診療が進んでいくので、患者さん自身が診療に主体的に参加できるようになります。また、入院中の予定がわかるので、ご家族も予定が立てやすくなります。

医療の質の向上

疾病ごとの標準的な治療計画が明示されるので、主治医の違いによる治療のばらつきをなくしていくことができ、治療の標準化と均質な医療の提供が可能となります。

チーム医療の強化

情報の共有化が進み、職種を超えたチーム医療を促進する効果があります。

パスのこれから

すでに作成し活用されているパスを見直すことにより、より実用的なパスとし、適用できる患者数を増やし、都立病院全体のパスの適用率を高めていきます。また、パスが患者さんにとってより有益な情報提供手段になるように、入院期間及び入院費用について標準化し、パスに明記できるように検証していきます。


クリニカルパスの一例
クリニカルパスの一例

都立病院の食事療法への取組み

「糖尿病」や「高血圧症」、「肥満症」等は、病院での治療とともに、日々の生活習慣の改善が重要です。食事療法についてのポイントや日常生活の注意などをホームページで詳しく紹介しています。また、大塚病院栄養科では、「栄養科お役立ち情報」として院内で評判の良かった料理のレシピや、いま話題のメタボリックシンドロームおすすめレシピを掲載しています。おいしいお料理ばかりですのでこちらもぜひご覧ください。

ホームページアドレス

大塚病院栄養科のページ
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http://www.byouin.metro.tokyo.jp/ohtsuka/423eiyo.html

食事療法のページ
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