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都立病院だより 創刊号

平成16年3月発行

「都立病院だより」を創刊いたします。

「病院や医療のことは専門的でわかりにくい。」「知りたい情報がなかなか入手できない。」こうした都民・患者の皆様の声にも応えながら、安心と信頼に満ちた都立病院の実現への様々な取り組みを、わかりやすくお伝えしてまいります。この都立病院だよりをさらに充実するために、皆様の声をお寄せください。


一人で悩まないで!女性専用外来

女性専用外来イメージ
 

東京都では、よりよい医療を提供する都立病院をめざし、さまざまな改革に取り組んでいます。都立病院だよりでは、これらの取組をわかりやすくご紹介してまいります。第一回目の今回は、平成15年7月に都立大塚病院に開設した、「女性専用外来」です。

女性専用外来
 

女性専用外来をご存知ですか?最近、全国的に、女性専用外来を設ける医療機関が増えてきています。女性専用外来は、女性医師が診察を行う、女性のための専門外来です。
身体の具合が悪いけれど、男性医師には相談しにくい、どの科にかかればよいのかわからない、などの理由から、病院にかかるのをためらっている女性は少なくありません。女性専用外来は、そうした女性が気軽に受診でき、女性の心と身体を総合的に診断してくれます。

大塚病院の女性専用外来には、こんな特色があります

女性専用外来 特色
 

女性専用外来では、二人の女性医師が診察を行っています。診察室はプライバシーに配慮して個室となっており、十分お話を聞くことができるよう、診察の時間を30分と長めにとっています。診察後は、婦人科や内科など、症状にあった診療科へ紹介を行いますが、引き続き女性専用外来で治療を受けることも可能です。
大塚病院の女性専用外来では、医師だけでなく、看護職員、薬剤師、栄養士、臨床心理士などが一体となって治療にあたっています。
例えば、診察の前と後に、看護師や助産師が時間をかけてお話をお聞きしています。こうすることで、不安を解消し、受診の理由や希望をはっきりさせることができ、診察がスムーズになります。診察後には、治療内容や疑問点を確認することができます。
さらに、治療効果を高めるよう、必要に応じて、薬剤師や栄養士、臨床心理士などが専門性を活かして指導や相談を行っています。 そのほか、通常の診察とは別に、お薬や食事などさまざまなテーマで健康教室を開いています。


受診される方の傾向は

来院された理由
 
再診患者の疾患別構成(累計)
 

女性専用外来を受診される方は、10歳代から70歳代まで幅広くいらっしゃいますが、特に40歳代から60歳代の更年期症状を訴える方が多く、再診の方では、7割近くに上っています。


大塚病院女性専用外来受診のご案内

診療日毎週 火・水・木・金(平成16年4月1日以降)
診療時間午前9時から
正午お一人あたり30分程度診察を行います。ほかに専任看護師による問診等があります。
予約方法診察時間を十分にとるため、完全予約制 となっています。
受付時間
(平日) 午前9時から午後5時まで
(土曜日)午前9時から正午まで
予約専用電話 03-3941-5489(ゴヨヤク)
大塚病院女性専用外来受診
 

◎女性専用外来は、墨東病院、府中病院でも開設を予定しております。
今後、東京ER、電子カルテなど、改革の取組をご紹介します。


知っていますか?医療機器

その1「MRI」

MRI
写真は、松沢病院のMRI

 MRIは、Magnetic Resonance Imagingの略で、日本語では、磁気共鳴画像診断装置と言います。 原理は、強い磁界の中で、からだに外から電波を当てます。すると体の中の水(H2O)分子の水素原子核がいっせいに同じ方に向いて共鳴し、電波を止めると共鳴した水素原子核から微弱な電波が発生します。MRIでは、この微弱な電波を受信し、正常な部分と病気の部分との水素原子核からの微弱な電波の違いをコンピュータによりデジタル画像化します。
特長は、レントゲンやCTと違い放射線の被曝がない。骨等による悪影響が無く、画像が鮮明。縦、横、斜めどの方向からも断面が得られ、3次元の画像も得意です。
検査の際は、ヘアピン、眼鏡、腕時計、入れ歯などの磁石にくっつくもの(磁性体)は必ず外していただくことになります。また、ペースメーカー・人工関節・動脈クリップ利用者は医師とよく相談することが必要です。他の検査と比較すると検査時間が長く、多少の騒音があります。
MRIは、広く全身で有用性を発揮しますが、とりわけ頭部や脊髄、脊椎、関節など動きの少ない部位で有用性を発揮します。

MRIが有効な疾患(一例)

脳の腫瘍、脳血管性疾患、頭部外傷、頚椎症、胸椎・腰椎のヘルニア、関節の靭帯損傷、半月板損傷など。

MRIを導入している都立病院

広尾病院、大久保病院、大塚病院、駒込病院、豊島病院、荏原病院、墨東病院、府中病院、神経病院、松沢病院

このコーナーでは今後、体外衝撃波結石破砕装置、シンチレーションカメラ、CTなどをとりあげていく予定です。


4月から、都立大久保病院は、財団法人東京都保健医療公社が運営する「地域病院」へと生まれ変わります!

東京都では、「365日24時間の安心」「患者中心の医療」を目指し、都立病院の改革に取り組んでいます。その一環として、都立大久保病院を、平成16年4月1日に、財団法人東京都保健医療公社に移管し、「地域病院」として医療を行うことになります。
これまでの医療を継承するとともに、地域医療連携を推進し、かかりつけ医と病院との連絡を一層密にし、患者さんの症状に応じた適切な医療を提供していきます。
財団法人東京都保健医療公社…地域医療の向上に寄与することを目的に設立された都の監理団体で、東部地域病院、多摩南部地域病院、多摩がん検診センターを運営しています。